バッハ ブランデンブルク協奏曲第1番:音楽をする喜び

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バッハ ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV 1046


ドイツ・ケーテンが音楽の黄金時代だった頃、つまり、バッハがケーテン宮廷で宮廷楽長であった頃の作品。
この協奏曲は全部で6曲あり、ケーテンで書きためた数多くの協奏曲の中からバッハが厳選して、ブランデンブルク辺境伯クリスティアン・ルードヴィヒに献げられたものである。
第1番は6曲の中で最も規模が大きい。


堅さ・厳密さ以上に、自由な空気、遊びが感じられる。
バロックの勉強をしっかりした訳ではないのだが、バッハの他の曲に比べると、ずいぶん柔らかく、そして美しい。
1楽章のコルノ・ダ・カッチャという狩猟ホルンの響きは躍動感にあふれ、2楽章のフランス式小型ヴァイオリン、ヴィオリーノ・ピッコロは悲しみの調べを奏でる。
約20分の4楽章構成のこの曲は、バッハの音楽する喜びに満ちた曲だ。
宮廷楽長という最高地位につき、士気の高まったバッハは、音楽に対する真摯な姿勢を保ちつつ、その能力を発揮することに大きな喜びを抱いていただろう。
この曲の自由奔放さ、それでいて厳密なオーケストレーションから、そんなものを感じる。

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