クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 10月, 2008
ヨハン・シュトラウスⅠ世 ラデツキー行進曲:指揮者の醍醐味

ヨハン・シュトラウスⅠ世 ラデツキー行進曲:指揮者の醍醐味

ヨハン・シュトラウスⅠ世 ラデツキー行進曲 作品228 シュトラウスファミリーのパパ、Ⅰ世の代表曲。 ラデツキーというのは人の名前で、オーストリアの将軍。彼を称えて作られた曲である。 弾けるように明るい序奏から、静と動が繰り返される行進曲。 世に数あるマーチの中でも、抜群の知名度と華やかさは圧巻。 華麗で品格ある行進曲というのは、アメリカン・マーチにはない良さであろう。 息子達の大活躍の中でも彼が […]
ベルリオーズ 幻想交響曲:最狂の恋心

ベルリオーズ 幻想交響曲:最狂の恋心

ベルリオーズ 幻想交響曲 作品14 1830年に作曲された「幻想交響曲」は、その後の交響曲に最も影響を与えたと言っても過言ではないだろう。 ベートーヴェンの第九が作曲されたのが1824年だということを考えると、ベルリオーズの才能がうかがわれる。 「ある芸術家の生涯の挿話」という副題の付いているこの曲は、あくまで古典的な交響曲の形式を生かした上で、固定楽想(idée fixe)という主題をもとに、標 […]
ヨハン・シュトラウスⅡ世 ワルツ「美しく青きドナウ」:軽音楽クラシック

ヨハン・シュトラウスⅡ世 ワルツ「美しく青きドナウ」:軽音楽クラシック

ヨハン・シュトラウスⅡ世 ワルツ「美しく青きドナウ」 言わずとしれたシュトラウスⅡ世の名曲で、誰もがテレビなどで必ず1度は耳にしたことのある曲だろう。 あまりにも有名なメインのフレーズは、よく耳を傾けると、管・弦・打楽器の重なりが実に見事なのがわかる。 合唱版もあり、ウィーン少年合唱団などがたまに歌う。しかし専ら管弦楽版のほうが演奏される。 普墺戦争で大敗したウィーン市民を励ますような歌詞で、オー […]
ボロディン 交響詩「中央アジアの草原にて」:融和と包容

ボロディン 交響詩「中央アジアの草原にて」:融和と包容

ボロディン 交響詩「中央アジアの草原にて」 ロシア国民楽派の5人組のひとりであり、同時に医師であり、化学者でもあるボロディンの7分程の小品。 長さは短いが、大変わかりやすく、また実に巧みな構造を持ち、いかにもボロディンらしい美しい旋律が響き渡る名曲である。 ロシアの民謡調の旋律が奏でられ、そこに馬(ロバ?ラクダ?)の足音とともに中央アジアの民族的な旋律が順に奏でられる。 草原の風景、広く穏やかな草 […]
ブラームス 2つのラプソディ:三大Bは嘘ではない

ブラームス 2つのラプソディ:三大Bは嘘ではない

ブラームス 2つのラプソディ 作品79 なぜあえてこの曲をブラームスの最初の記事にしたかというと、思い入れがあるからというのと、交響曲にすると文章が長くなって、これを書いている今では時間が足りないんじゃないかなあと思ったからです… 交響曲については色々と書きたいことが多くてまとめるのが大変そうなので。 本題に戻ると、この曲はブラームスのピアノ小品で、第1番がロ短調、第2番がト短調、晩年の作品である […]
ショパン ピアノ協奏曲第1番:ピアノ曲です

ショパン ピアノ協奏曲第1番:ピアノ曲です

ショパン ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11 ピアノの詩人ショパンの、数少ない管弦楽が含まれる作品。 ショパンが20才の時に作曲され、故郷ワルシャワを離れる際の告別演奏会で演奏された。 実際には2番の方が先に作られたのだが、出版の関係でこちらが1番になった。 ショパンの作品の中では初期のもので、ショパン後期のピアノ曲に見られるような、円熟した美という感じはしないのだが、作品の長さもあり、「ショパ […]