クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 11月, 2008
リスト ピアノ協奏曲第1番:煌めくピアノ協奏曲

リスト ピアノ協奏曲第1番:煌めくピアノ協奏曲

リスト ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 超絶技巧練習曲などで知られるリストのピアノ協奏曲は、やはり技巧的で華やかな曲である。 リストは「交響詩」を確立したほか、リサイタルというスタイル、また、「暗譜」というスタイルも確立している。 とにかく滅法ピアノが上手かった。そして美男子だった。彼のピアノを聴いて失神する女性ファンも多かったそうだ。 この協奏曲も、自身のピアノ独奏で、ベルリオーズの指揮で初演され […]
サティ 3つのジムノペディ:静中の動

サティ 3つのジムノペディ:静中の動

サティ 3つのジムノペディ サティの作品の中で知名度が高く、様々な形式で編曲されて用いられる曲というと、この曲とジュ・トゥ・ヴである。 ジャズやボサノバ、軽めのテクノといったカフェミュージック好きの僕にとっては、サティの作品は至高の音楽。 音楽界の異端児であり、技法・旋法で多くの後の作曲家に影響を与えた。 彼の音楽、特にピアノ小品は、まさに「家具の音楽」で、今までのクラシック音楽とはちょっと趣を殊 […]
R・シュトラウス ホルン協奏曲第2番:音色を楽しむ

R・シュトラウス ホルン協奏曲第2番:音色を楽しむ

R・シュトラウス ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 なぜ敢えてホルン協奏曲にしたのかというと、数あるホルン協奏曲の中で、初めて聴いたホルン協奏曲がこの曲だったから。 もちろん、モーツァルトは「聴いたことはあった」のだが… R・シュトラウスの父フランツはホルン奏者で、第1番は父の作った協奏曲に多分に影響され、保守的な作品と言われるが、この曲は晩年の作品である。 1942年、彼が最後の歌劇作品である「カプ […]
ポンキエッリ 歌劇「ジョコンダ」より時の踊り:消えゆく名作たち

ポンキエッリ 歌劇「ジョコンダ」より時の踊り:消えゆく名作たち

ポンキエッリ 歌劇「ジョコンダ」より時の踊り イタリアオペラの作曲家の中で、知名度としてはヴェルディやロッシーニ、プッチーニより低く、マスカーニやベッリーニ、ドニゼッティと同じかちょっと高いか、そこらだろう。 歌劇「ジョコンダ」の公演以外はめったにお目にかかれない。 それにオペラそのものよりオーケストラのコンサートで「時の踊り」を演奏する機会の方が断然多い。 「時の踊り」は大変有名で、テレビでもド […]