クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 8月, 2009
グローフェ 組曲「ミシシッピ」:15分の旅

グローフェ 組曲「ミシシッピ」:15分の旅

グローフェ 組曲「ミシシッピ」 以前も書いたが、「偉大なる観光作曲家」ファーディ・グローフェは、僕の大好きな作曲家だ。 ハンソンに続いてアメリカの作曲家となり、僕はロシア音楽を愛しているけれども、アメリカ音楽というのも本当に素晴らしいものだと思う。 グローフェの代表作はもちろん、小学校の音楽の教科書にも載っている、組曲「グランド・キャニオン」だが、このミシシッピもそれに次ぐ人気を誇る名曲である。 […]
ハンソン 交響曲第2番「ロマンティック」:小さな空想世界へ

ハンソン 交響曲第2番「ロマンティック」:小さな空想世界へ

ハンソン 交響曲第2番「ロマンティック」 作品30 まるで映画を見ているかのような、美しい情景が浮かんでくる旋律にうっとりするほどロマンティックな交響曲。 アメリカの現代音楽を代表する作曲家、ハワード・ハンソンは、「アメリカのシベリウス」の異名を持つ、保守的な作曲家である。 ハンソンの時代はシェーンベルクらの活躍する時代であり、この「ロマンティック」は、前衛手法に傾倒していたクラシック音楽界に対す […]
ハイドン 交響曲第82番「熊」:ユニークな愛称が鍵となるか

ハイドン 交響曲第82番「熊」:ユニークな愛称が鍵となるか

ハイドン 交響曲第82番 ハ短調 Hob.I:82「熊」 まだハイドンにの楽曲について書いていなかったのが自分でも驚きだ。 古典派を代表する作曲家のひとりで、どうもベートーヴェン、モーツァルト、シューベルトと比べると人気が低い気がするのだが、僕の大好きな作曲家である。 非常に多作な作曲家で、「交響曲の父」の異名を持ち、100曲以上の交響曲を残している。 最もポピュラーなのは「ロンドン交響曲」と呼ば […]
ショパン ワルツ集:小さな愛の舞曲

ショパン ワルツ集:小さな愛の舞曲

ショパン ワルツ集 「珠玉の名曲」というのは本来こういうものを言うのだろう。 ショパンのピアノ・ワルツは17曲あるが、そこからいくつか抜粋して紹介する。 ショパンの舞曲というと、ワルツ、マズルカ、ポロネーズが有名であり、マズルカが女性的だとしたらポロネーズは男性的である。 ではワルツはというと、やはり舞踏会、つまり男女の社交場、出会いというのが一般的だろう。 もちろんショパンのワルツはウィンナ・ワ […]