クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 9月, 2009
イベール 祝典序曲:パリジャンの小神秘

イベール 祝典序曲:パリジャンの小神秘

イベール 祝典序曲 1940年、日本の皇紀2600年を祝うイベント、「恩賜財団紀元二千六百年奉祝会」が行われた。 この「祝典序曲」はそのために海外の作曲家に委嘱して作られた「皇紀2600年奉祝曲」のひとつである。 この他には、R・シュトラウスの「日本建国2600年祝典曲」、ヴェレッシュの「交響曲第1番」、ブリテンの「シンフォニア・ダ・レクイエム」などがある。 イベールの祝典序曲は、山田耕作の指揮に […]
ヴォーン=ウィリアムズ 幻想的五重奏曲:繊細さと民謡が織りなす世界

ヴォーン=ウィリアムズ 幻想的五重奏曲:繊細さと民謡が織りなす世界

ヴォーン=ウィリアムズ 幻想五重奏曲 イギリスの作曲家としてエルガー、ホルスト、ブリテンと並び、日本でも人気を博すヴォーン=ウィリアムズ。 9つの交響曲、グリーンスリーブスによる幻想曲、タリスの主題による幻想曲などが有名だ。 僕は吹奏楽経験者なので、「イギリス民謡組曲」で彼を知ったのだが、まあ田舎くさい曲を作る人だな、と思っていた。 だがヴォーン=ウィリアムズのそういうイメージを一新するきっかけに […]
イルマル バーデン・ジャズ組曲:哀愁と情趣の職人技

イルマル バーデン・ジャズ組曲:哀愁と情趣の職人技

イルマル バーデン・ジャズ組曲 とうとうクラシックギターを取り上げるのだが、何について書こうかと思っていたところで、この曲と出会った。 そもそもクラシックギターの作品は、ジャンルとしてはクラシックに属さないような作品がいっぱいなので、どうしてもクラシック視点からだと限られてくる。 ボサノヴァや民族音楽との境目が非常に曖昧な分野だ。 アランフェスとか、ギター五重奏とか、そういうのもいいけど、ここはや […]
バッハ マニフィカト:宗教曲へのアプローチ

バッハ マニフィカト:宗教曲へのアプローチ

バッハ マニフィカト ニ長調 BWV243 余程好きな人でなければ、バッハの宗教合唱曲を普段から聴くという人はいない。 名曲と言われる「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「クリスマス・オラトリオ」などは、通して聴くと2,3時間あり、しかも内容も重いので、なかなか難儀である。 そこで、誰でも手軽にバッハの宗教合唱作品に触れることができる入門編として、この「マニフィカト」は堂々と君臨する。 12曲あるのだ […]

歌詞置き場について

声楽曲を楽しむには、「歌詞」というものはどうしても欠かせないものです。 このブログで取り上げる曲で、歌詞のあるものについては、歌詞置き場を作り、そこに載せることにしました。 過去に紹介した作品の歌詞も、徐々に載せていく予定です。 どうぞご利用ください。

歌詞置き場1

マニフィカト BWV243 1.Chor Magnificat anima mea Dominum. 2.Arie(SopranⅠ) Et exsultavit spiritus meus in Deo salutari meo. 3.Arie(SopranⅡ) Quia respexit humilitatem ancillae suae: Ecce enim ex hoc beatam me […]
R・シュトラウス 交響的幻想曲「イタリアより」:意外な一面

R・シュトラウス 交響的幻想曲「イタリアより」:意外な一面

R・シュトラウス 交響的幻想曲「イタリアより」Op. 16 TrV 147 旅行音楽が続くが、イタリアを訪れた印象を音楽にした、という作曲家は数え上げたらきりがない。 このブログでも、そういった種類の曲としては、メンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」にリストの巡礼の年第2年「イタリア」と取り上げ、これがもう3つ目になってしまった。 単に僕の好みの問題でもあるが、まあイタリアはやはりそういう地な […]