クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 2月, 2010
グラナドス スペイン舞曲集:典雅とはまさにこのこと

グラナドス スペイン舞曲集:典雅とはまさにこのこと

グラナドス スペイン舞曲集 作品34 「スペイン風」というと、僕たちはすぐに「情熱の音楽」という思いを抱いてしまう。 賑やかな音に力強いリズム、哀愁が濃厚に立ちこめるような旋律・・・そういった曲こそスペイン風だと感じる。 特にオケ曲をメインで聴いている人にとっては、もしかするとこの曲集は期待したほどの「スペイン風」を感じられないかもしれない。 「スペイン舞曲集」は、ピアノ独奏のための、4つの曲集で […]
ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」:すべてを含む恒久性

ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」:すべてを含む恒久性

ベートーヴェン 交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」 ベートーヴェンの「運命」と同時に初演され、そのときはこちらが第5番だった。 「運命」もそうだが、初演はあまり芳しいものではなかったようだが、「田園」も「運命」と並んで、現代まで愛され続けている名曲である。 この「田園(Pastorale)」という副題は、「運命」と違って、ベートーヴェン自身が付けたものであり、つまりこちらはれっきとした標題音楽なの […]