クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 4月, 2010
ミヨー マリンバ、ヴィブラフォンと管弦楽のための協奏曲:透き通った色彩感

ミヨー マリンバ、ヴィブラフォンと管弦楽のための協奏曲:透き通った色彩感

ミヨー マリンバ、ヴィブラフォンと管弦楽のための協奏曲 Op.278 ミヨーもまた「フランス6人組」の作曲家のひとりだ。 フランス音楽というと、日本ではどうしてもドビュッシー、ラヴェルといった印象派に人気が集中してしまう。音楽に限らず、日本人は印象派好きということで通っている(らしい)。 もちろん彼らの音楽は本当に素晴らしいものだが、フランスにはまだまだ素敵な作曲家がたくさんいることを忘れてはなら […]
プーランク チェロ・ソナタ:チェロである理由

プーランク チェロ・ソナタ:チェロである理由

プーランク チェロ・ソナタ いよいよこのブログに登場する「フランス6人組」のひとり、フランシス・プーランクの残した唯一のチェロ・ソナタ。 プーランクというと、オーボエ・ソナタにフルート・ソナタ、クラリネット・ソナタと、管楽器のソナタが珠玉の名曲となって残っている。 さらにプーランク自身は、弦楽器の扱いを苦手としていると公言している。 初演はピエール・フルニエのチェロとプーランクのピアノによって行わ […]
ルーセル 交響曲第1番「森の詩」:季節は巡る

ルーセル 交響曲第1番「森の詩」:季節は巡る

ルーセル 交響曲第1番「森の詩」 先のエントリーで紹介したサティや、フランス音楽の双頭ドビュッシー、ラヴェルと同時代の作曲家、ルーセルの最初の交響曲。 1904年に完成し、1908年にブリュッセルで初演された。 第1楽章 冬の森 (Foret d’Hiver)、第2楽章 春 (Renouveau)、第3楽章 夏の夕べ (Soir d’Ete)、第4楽章 牧神と森の精 (Fa […]
サティ 薔薇十字教団のファンファーレ:抜群のプロポーション

サティ 薔薇十字教団のファンファーレ:抜群のプロポーション

サティ 薔薇十字教団のファンファーレ 宗教と音楽というのは密接なかかわりを持っており、当然ヨーロッパを中心としたクラシック音楽は、支配的であったキリスト教とのかかわりが大きい。 しかし、モーツァルトとフリーメイソンをはじめとし、もっとオカルトな宗教に没頭した作曲家も多くいる。サティもその一人である。 彼は一時期「薔薇十字団(Rosenkreuzer)」という秘密結社と関わりを持った。 厳密に言うと […]