クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 6月, 2010
デュカス 舞踏詩「ラ・ペリ」:ふとしたサスペンション

デュカス 舞踏詩「ラ・ペリ」:ふとしたサスペンション

デュカス 舞踏詩「ラ・ペリ」 名曲「魔法使いの弟子」で有名なポール・デュカスの管弦楽曲で、さすがに「魔法使いの弟子」には知名度では及ばないものの、彼の代表作とも言える作品だ。 もとはバレエ音楽だが、この曲と「ラ・ペリのファンファーレ」の2曲は、演奏会向けの音楽として知られる。 ペリというのは仙女の名であり、ペルシア神話の妖精である。もとのバレエはこの妖精ペリとペルシア王イスカンデルの2人が登場する […]
ボロディン 交響曲第2番:苦労の結晶

ボロディン 交響曲第2番:苦労の結晶

ボロディン 交響曲第2番 ロ短調 かの名指揮者ワインガルトナーいわく、「チャイコフスキーの悲愴とボロディンの2番を聴けば、ロシアの国民性がわかる」と。 ボロディンの2番は、1楽章の主題の勇壮さから「勇士」と呼ばれ、非常にロシアらしさにあふれる交響曲である。 医者であり化学者であり「日曜作曲家」であったボロディンがこの曲の作曲に着手したのは、『だったん人の踊り』で有名なオペラ「イーゴリ公」を手掛けた […]
ショーソン 終わりなき歌:ある情感

ショーソン 終わりなき歌:ある情感

ショーソン 終わりなき歌 作品37 「詩曲」で有名なショーソンは、フランクやマスネに学んだフランスの作曲家である。 彼の音楽はロマンティックで、デリケートで、じわじわと心に染み込んでくる、美しい音楽だ。 それだけに、日本での知名度の低さはやりきれない。 ワーグナーやフランクの影響はあるにもかかわらず、彼の音楽はインパクトに欠ける感がある。 それは、叙情感あふれる後期ロマン派の趣きの中にも、常に憂愁 […]

歌詞置き場5

ショーソン 終わりなき歌