クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 8月, 2010
ドビュッシー ベルガマスク組曲:ロマンティストは月の光がお好き

ドビュッシー ベルガマスク組曲:ロマンティストは月の光がお好き

ドビュッシー ベルガマスク組曲 「月の光」で有名なこの組曲は、ドビュッシーのピアノ曲の中でも人気の高い作品で、ピアノの演奏会はもちろん、様々にアレンジされて演奏されている。 1890年、ドビュッシーの作品としては初期の方に当たり、まだまだドビュッシーのオリジナリティという点では後期の作品群と比べるとやや劣るが、印象派らしさはうかがえる。 「前奏曲」、「メヌエット」、「月の光」、「パスピエ」の4曲か […]
サン=サーンス 組曲「動物の謝肉祭」:楽しい皮肉の時間

サン=サーンス 組曲「動物の謝肉祭」:楽しい皮肉の時間

サン=サーンス 組曲「動物の謝肉祭」 なぜこの曲を取り上げたかと言うと、最近シェルヘン指揮の音源を聴いて、本当に動物の声が入っていてビックリ仰天したからだ(理由になっていないか)。 大変有名な作品なので、こういうのを取り上げる際ちょっと捻ったことでも書かないとなあ、なんて思うのだが、大したことは書けないものだ。 まあそれだけこの曲が素晴らしいということでどうかご勘弁を。 全曲を通してはもちろんだし […]
大木正夫 交響曲第5番「ヒロシマ」:未解決の音楽

大木正夫 交響曲第5番「ヒロシマ」:未解決の音楽

大木正夫 交響曲第5番「ヒロシマ」 「ヒロシマ」と副題が付けられているように、丸木位里と丸木俊の作『原爆の図』にインスピレーションを受けて作曲されたものである。 この巨大な連作絵画は、全14部(「長崎」も含め15部)に渡る大作で、巧みな人物描写とシュールレアリズムが合わさったような、非常に強い印象を与えるものだ。 大木正夫は原爆記録映画の音楽を担当したこともあり、原爆に関しては相当の知識があったよ […]