クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 12月, 2010

牧歌、2010年末の喜びと感謝

2010年ももうすぐ終わりですね。 今年もブログを見てくださった方、応援してくださった方、拍手をくださった方、コメントをくださった方、リンク追加してくださった方、そしてどんな形であれ、僕と一緒にクラシックを楽しんでくださった全ての方に感謝します。 ショパンとシューマンで盛り上がった2010年でしたが、両作曲家は僕にとってももちろんポピュラーな作曲家で、今年は小さい頃から馴染みのある音楽を今一度聴き […]
シューマン アラベスク:愛らしい模様

シューマン アラベスク:愛らしい模様

シューマン アラベスク ハ長調 作品18 ショパン・イヤーということでショパンについて書いたが、同時にシューマン・イヤーでもあった2010年。 もし一番好きな作曲家を一人挙げろと言われたら、相当悩むのだが、僕はシューマンと答えると思う。ということで、シューマンについても新しい記事を書こう。 「アラベスク(Arabeske)」つまり“アラビア風”という題名を音楽に用いたのは、シューマンが初めてだった […]
ショパン ピアノ協奏曲第2番:恋と詩情

ショパン ピアノ協奏曲第2番:恋と詩情

ショパン ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21 今年はショパン・イヤーだというのに、彼の作品を取り上げないで1年を終えるという訳にはいかない。 ショパンの作品の中でも、協奏曲というのはやや「特別」なものだ。 それは彼の協奏曲が、他のピアノ独奏曲よりも優れているから、という理由ではない。むしろショパンの音楽の真骨頂はピアノ独奏曲にあると言える。 ではなぜ協奏曲が特別か。ショパンの音楽を愛し、その記念 […]
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第10番「ハープ」:ともあれ10番

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第10番「ハープ」:ともあれ10番

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第10番「ハープ」 変ホ長調 作品74 世に数多ある弦楽四重奏曲のうち、ベートーヴェンのものは極めて重要で、またベートーヴェン好きな人でも、「弦四好き!」という人でないと案外取っ付きにくかったりする。 というのも、たった4人の奏者による音楽なのに、交響曲並みに難解な音楽とされているからだ。確かに簡単な音楽ではない。ということで、敢えて難しい話から始めよう。 ベートーヴェ […]
ケルビーニ 交響曲 ニ長調:ケルビーニとトスカニーニ

ケルビーニ 交響曲 ニ長調:ケルビーニとトスカニーニ

ケルビーニ 交響曲 ニ長調 かの楽聖ベートーヴェンも尊敬し、同時最高のオペラ作曲家として讃えられたルイジ・ケルビーニは、ベートーヴェンと同時代を生きたイタリアの作曲家である。 彼の作品を何か一つでも聴けば、ベートーヴェンが讃えたというのはすぐにうなずけるだろう。 残念ながら現在ケルビーニのオペラ作品に触れる機会は極めて僅かしかないと言わざるを得ない。 ケルビーニの最高傑作とも言える、カラス・ファン […]
ヘンデル ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV371:紅茶のおとも

ヘンデル ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV371:紅茶のおとも

ヘンデル ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV371(作品1-13) ブラームスに続き、またもヴァイオリン・ソナタについて書いてみよう。 ヘンデルのヴァイオリン・ソナタの中で最も傑作と言われているのが、このニ長調のソナタだ。 まず、この作品1のソナタ群の中には、本当にヴァイオリンのためのソナタかどうか怪しいものもある。 さらに、ヘンデルのヴァイオリン・ソナタとして演奏されているものの中にも、本当に […]