クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 4月, 2011
【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:月の光~ジャック・ルーシェ・プレイ・ドビュッシー

【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:月の光~ジャック・ルーシェ・プレイ・ドビュッシー

ジャック・ルーシェ・トリオ:月の光~ジャック・ルーシェ・プレイ・ドビュッシー ジャック・ルーシェがドビュッシーを弾く。それだけで、ジャック・ルーシェのファンは身震いするだろう。 フランス印象派を代表するドビュッシーを、フランスの生んだクラシックとジャズのコラボ・アーティストが弾く、このアルバムはジャック・ルーシェの至高の1枚とも言える。少なくとも、ドビュッシーのピアノ曲を愛している僕にとっては。 […]
【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:インプレッションズ・オン・ショパンズ・ノクターンズ

【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:インプレッションズ・オン・ショパンズ・ノクターンズ

ジャック・ルーシェ・トリオ:インプレッションズ・オン・ショパンズ・ノクターンズ 「トリオ」と書いて紹介するのは誤解を招きそうなので最初に断わっておくが、これはジャック・ルーシェ単独の録音である。 ショパンのノクターンを、アレンジャーとしてというよりもはや作曲家としてであろうが、彼が彼のイディオムを駆使して再構成した作品群。 このCDの凄いところは、ノクターンを全曲録音しているということだ。 ジャッ […]
ドヴォルザーク 交響詩「真昼の魔女」:ストーリー・テリング

ドヴォルザーク 交響詩「真昼の魔女」:ストーリー・テリング

ドヴォルザーク 交響詩「真昼の魔女」作品108 ヤナーチェクはドヴォルザークの交響詩を、彼の作品のうち最上のものと評した。 ドヴォルザークはの交響詩は全部で5つあり、それらは彼がアメリカからチェコに帰国したのちに作られた、最後期の作品である。 1893年の交響曲第9番「新世界より」で、また1895年のチェロ協奏曲で、彼は交響曲・協奏曲という形式の音楽を一応完結させたと見ることができるが、その後は国 […]
【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:モーツァルト ピアノ協奏曲第20番、第23番

【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:モーツァルト ピアノ協奏曲第20番、第23番

ジャック・ルーシェ・トリオ:モーツァルト ピアノ協奏曲第20番、第23番 やや異色のアルバムとなるジャック・ルーシェ・トリオのモーツァルトは、ストリングスを盛り込んだ豪華な録音。 2006年のモーツァルト生誕250周年を記念したアルバムで、ベノワ・デュノワイエ・デ・セゴンザック(ベース)、アンドレ・アルピノ(ドラム)とジャック・ルーシェ(ピアノ)の第三期ジャック・ルーシェ・トリオの演奏。 ストリン […]
【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:ヘンデル 水上の音楽、王宮の花火の音楽

【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:ヘンデル 水上の音楽、王宮の花火の音楽

ジャック・ルーシェ・トリオ:ヘンデル 水上の音楽、王宮の花火の音楽 「プレイ・バッハ」で一世を風靡したジャック・ルーシェ・トリオが、バッハと同時代のヘンデルに挑んだ、バロック好きには欠かせない1枚。 バッハとヘンデルの差というものを考えてみると、そもそもヘンデルの方がジャズに向いているような気がする。まあバッハが流行ったのはギャップという理由もなくはないだろう。 アレグロは楽しく、アダージョは悲し […]
【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:ジャック・ルーシェの四季

【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:ジャック・ルーシェの四季

ジャック・ルーシェ・トリオ:ジャック・ルーシェの四季 ヴィヴァルディの四季をジャズでプレイしたこのアルバムは、ジャック・ルーシェ・トリオの中でも、特に僕のお気に入りのものだ。 アンドレ・アルピノ(ドラム)、バンサン・シャルボン(ベース)と共演した、第二期ジャック・ルーシェ・トリオの、最後期のもので、息の合ったプレイは傑作に相応しい。 基本的に弦からピアノという移行なのだが、ジャック・ルーシェの大胆 […]
【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:ベートーヴェン 交響曲第7番 第2楽章 テーマと変奏

【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:ベートーヴェン 交響曲第7番 第2楽章 テーマと変奏

ジャック・ルーシェ・トリオ:ベートーヴェン 交響曲第7番 第2楽章 テーマと変奏 これからたまには番外編という形で、色んな特集を組んでみようかなあと予定しています。 ということで第1弾は、ジャック・ルーシェ・トリオについて。 ジャック・ルーシェはフランスのピアニスト・作曲家で、クラシック音楽をジャズ風に解釈・アレンジした演奏で有名だ。 中でもバッハの演奏は有名で、高い評価を得ているが、バッハはもう […]

番外編のお知らせ

こんにちは。「ボクノオンガク」にご訪問ありがとうございます。 ここは番外編へのリンクです。 基本的にクラシックの楽曲に関する短いエッセーを書いていますが、楽曲以外のテーマでも、クラシック音楽に関するエッセーを書きたいと思い、番外編としてこのブログで紹介することにしました。 新しい番外編のカテゴリが出来たら、ここにリンクを増やしていく予定です。読んで頂けたら幸いです。 普段の記事共々、よろしくお願い […]
シべリウス 組曲「恋人」:静かな恋の情景

シべリウス 組曲「恋人」:静かな恋の情景

シベリウス 組曲「恋人」 作品14 愛の夢に続き、似たようなジャンルで似たような経緯を持つ作品として、シベリウスの組曲「恋人」を取り上げる。 テーマは恋人たち、そしてリストの愛の夢と同じように、歌から器楽へと編曲されて、現在まで愛されている作品だ。 弦楽合奏版(弦楽、ティンパニ、トライアングル)が最もポピュラーな編成である。この曲もまた本当に愛を感じる作品だが、そこはシベリウス、じんわりと染み入る […]
リスト 愛の夢 ― 3つのノクターン:3つの愛のかたち

リスト 愛の夢 ― 3つのノクターン:3つの愛のかたち

リスト 愛の夢 ― 3つのノクターン フランツ・リスト生誕200周年となる2011年、リストの記事として最初に書くのは、彼の作品中で最も有名と言っても過言ではない「愛の夢」にしようと思う。 特に第3番は、誰もが一度は耳にしたことがあるだろう。このロマンティックで美しい旋律は胸をときめかせる。 もとは歌曲であり、それをリスト自身がピアノに編曲したものである。この旋律の浮かび上がるわかりやすい曲調から […]