クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 5月, 2011
リトルフ 交響的協奏曲第3番「ナショナル・オランダ」:ロマン派的国民楽

リトルフ 交響的協奏曲第3番「ナショナル・オランダ」:ロマン派的国民楽

リトルフ 交響的協奏曲第3番 変ホ長調 Op.45「ナショナル・オランダ」 題名だけ見るとリトルフという作曲家がオランダ人であるかのようだが、リトルフはイギリス出身でフランスで活躍したピアニスト兼作曲家兼楽譜出版者である。 彼の最も有名な作品は、5つの「交響的協奏曲」というピアノ協奏曲である。このスケールの大きな協奏曲は、フランツ・リストに高く評価され、リトルフの手法を参考にしてリストが作曲した「 […]
ホルスト 2つの無言歌:英国の素朴さと高貴さ

ホルスト 2つの無言歌:英国の素朴さと高貴さ

ホルスト 2つの無言歌 ロイヤル・ウエディングでてんやわんやな英国だが、この「2つの無言歌」は対照的、ホルストによる素朴な民謡風の音楽。 田舎風の優しい歌と、英国らしい高貴さ香る行進曲と、両方楽しめるこの2つの無言歌は、ホルストの中では知名度の低いものだが、僕の大好きな曲の1つだ。 ホルストは学生時代にヴォーン・ウィリアムズと知り合い、とくに故郷を同じくグロスターシャーとすることもあり、親交を深め […]
グレインジャー 組曲「早わかり」:そのまんま

グレインジャー 組曲「早わかり」:そのまんま

グレインジャー 組曲「早わかり」 オーストラリアの作曲家パーシー・グレインジャーの世界がこの1曲に詰まっていると言っても過言ではない、その名も組曲「早わかり」。 イギリスの民謡の研究に加え、多忙に世界を飛び回っていただけあって、非常に色彩感豊かな音楽を作る人だ。 一応彼は国際派ということになっているが、この組曲では主にオーストラリア、イギリスの雰囲気が楽しめる。 原題は In a Nutshell […]
【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:バロック・ヒッツ

【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:バロック・ヒッツ

ジャック・ルーシェ・トリオ:バロック・ヒッツ バロック・ヒッツという名の通り、バロックの名曲の詰め合わせ。 大体ひとつのアルバムにつき一人の作曲家に焦点を当てているジャック・ルーシェにしては、なかなか珍しいアルバムだ。 名曲集なだけあって、知名度の高い曲も多く、聴きやすい仕上がりとなっている。しかし全部が全部超有名曲という訳ではないので注意。某有名ジャーナルには「一度は耳にしたことのある有名曲ばか […]