クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 6月, 2011
ワーグナー ジークフリート牧歌:ロマンティックとは

ワーグナー ジークフリート牧歌:ロマンティックとは

ワーグナー ジークフリート牧歌 このブログも3年近くやっていますが、なんと今回初めてワーグナーについての記事。 というのも、僕はややアンチワグネリアン寄りな時期もあり、ワーグナーやブルックナーを聞き出したのは、クラシック音楽を聴くようになって結構経ってからなのだ。 ワーグナーと言えばもちろん彼のロマンティック・オペラだが、オペラについて書くのはなかなか難しいし長くなる(実際『魔笛』の記事はかなり長 […]
ゴリホフ ロクテクヤ:甦るユダヤの調べ

ゴリホフ ロクテクヤ:甦るユダヤの調べ

ゴリホフ ロクテクヤ 久しぶりに、ちょっと珍しい曲であろう「ロクテクヤ」。偶然ラジオで流れていたのを聴いて、ハマってしった。 クレズマー音楽の継承者であり、アルゼンチンで活躍する作曲家ゴリホフ(ゴリジョフ)の手による混合四重奏。 クレズマー音楽とは、ユダヤの民謡をルーツとする音楽。もとは結婚式や祭りなどの場でユダヤ人の音楽を演奏する演奏家のことを指す言葉だったが、今ではユダヤの伝統音楽のことを指す […]
メンデルスゾーン 華麗なるロンド:協奏的な珠玉の小品

メンデルスゾーン 華麗なるロンド:協奏的な珠玉の小品

メンデルスゾーン 華麗なるロンド 変ホ長調 Op.29 ピアノのための小協奏曲、とでも言うような、実に可愛らしいロマン派の香り高い小品。 この「華麗なるロンド」は、ピアノと管弦楽のための作品で、「華麗なるカプリッチョ ロ長調 作品22」と同様に単一楽章で構成されている。 管弦楽はあくまで伴奏といった役割で、ピアノがメイン。メンデルスゾーンのピアノ曲やピアノ協奏曲が好きな方にはぜひお薦めしたい曲だ。 […]
R・シュトラウス 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」:交響詩とはこうありき

R・シュトラウス 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」:交響詩とはこうありき

R・シュトラウス 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 作品28 6月11日はR・シュトラウスの誕生日だったということで、彼の作品を取り上げてみよう。 長大な作品も多いR・シュトラウスだが、15分程のこの交響詩は聞きやすく、人気も高い。 あの「のだめカンタービレ」でも取り上げられていた。 ホルンの活躍する曲として有名。ティル・オイレンシュピーゲルのテーマは最初にホルンによって奏さ […]
ビュッセル 日本のメロディーによる即興曲:平安幻想の旅

ビュッセル 日本のメロディーによる即興曲:平安幻想の旅

ビュッセル 日本のメロディーによる即興曲 アンリ・ビュッセルは、フランスの作曲家・編曲家で、ビュセール、ビュッセールとも表記される。 101歳まで生きたという芸術家にしては長命な人で、彼とポール・ル・フレムは、フランス音楽史に名を残す長生き音楽家と言える。 パリ音楽院でフランクに師事し、グノーの秘書を務めながら、1893年にローマ大賞音楽部門で優勝。 ドビュッシーを支持したり、マスネの最後の20年 […]