クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 7月, 2011
ダンツィ シンフォニア・コンチェルタンテ:マンハイム楽派-序

ダンツィ シンフォニア・コンチェルタンテ:マンハイム楽派-序

ダンツィ シンフォニア・コンチェルタンテ 変ホ長調 作品47 ベートーヴェンと同時代に活躍したフランツ・ダンツィ。 管楽器奏者にとっては重要な古典レパートリーの多い作曲家だが、あまりクラシック・ファンの間で知られた存在ではないのが残念だ。 フランツ・ダンツィはドイツの作曲家。マンハイム、ミュンヘン、シュトゥットガルト、カールスルーエの宮廷楽団員だった人物で、後期古典派から初期ロマン派の作曲家と言わ […]
伊福部昭 SF交響ファンタジー第1番:人間のエネルギー

伊福部昭 SF交響ファンタジー第1番:人間のエネルギー

伊福部昭 SF交響ファンタジー第1番 伊福部は以前「日本狂詩曲」について記事を書いたが、この「SF交響ファンタジー」で再びの登場となる。 邦人作曲家が好きな僕にとって、伊福部はそのきっかけになったような重要な人物であり、さらに言えばこの曲は伊福部を好きになるきっかけのひとつでもあり、一層重要なのだ。 多くの映画音楽を残し、ことに特撮にかけては根強いファンが多い伊福部が、それらをこうしてまとめてステ […]
パルムグレン 組曲「フィンランドの情景」:夏に聴く北欧の四季

パルムグレン 組曲「フィンランドの情景」:夏に聴く北欧の四季

パルムグレン 組曲「フィンランドの情景」 作品24 ワシントン ナショナル・ギャラリー展で印象派の画家の作品をたくさん見て感銘を受け、こちらも印象派の音楽を取り上げようと思い、今回は少しマイナーな印象派作曲家。 セリム・パルムグレンはフィンランドの作曲家で、ピアニストとしても有名だった人物である。 ピアノ曲や合唱曲を多く作曲したが、協奏曲や管弦楽曲も残っている。 この作曲家の二つ名というか、わかり […]
ヒンデミット ウェーバーの主題による交響的変容:芸術とは

ヒンデミット ウェーバーの主題による交響的変容:芸術とは

ヒンデミット ウェーバーの主題による交響的変容 ロマン派音楽からの脱却を目指し、新即物主義を推進したヒンデミットの音楽は、保守的な音楽を望むナチスによって「頽廃音楽」と見なされた。 確かにヒンデミットの音楽は取っ付きにくい印象もありるが、新古典主義寄りの作品は聞きやすいものも多く、それでいてヒンデミットの卓越した音楽性も十分感じることが出来る。 そういう意味でヒンデミット作品の中でもオススメするこ […]