クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 2月, 2012
モーツァルト 弦楽四重奏曲第17番「狩」:美の展開と完結

モーツァルト 弦楽四重奏曲第17番「狩」:美の展開と完結

モーツァルト 弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調 K.458「狩」 モーツァルトの弦楽四重奏曲の中で最もポピュラーな作品であるこの「狩」は、聴く者の気分を高めるような冒頭の主題が印象的な作品だ。 この主題は、1783年に作曲されてから多くの人を惹きつけ虜にしてきたのだろう。狩りの際に鳴らされるラッパの信号に聞こえることから、「狩」という愛称で親しまれている。 テレビか何かのBGMとしてもよく用いられる […]
ギリングハム ステンドグラス:音と光

ギリングハム ステンドグラス:音と光

ギリングハム ステンドグラス 珍しく取り上げるギリングハムは1947年生まれのアメリカの作曲家。日本では彼の吹奏楽作品が知られているが、社会派作曲家などと言われる。 この「ステンドグラス」は打楽器アンサンブルのための作品。11人の奏者による大きなアンサンブルで、まあ現代音楽の部類に入ると思うのだが、たまたま僕は指揮として演奏する機会があり、せっかくの縁なのでここで紹介することにした。 打楽器という […]
【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:プレイ・サティ

【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:プレイ・サティ

ジャック・ルーシェ・トリオ:プレイ・サティ ベースがバンサン・シャルボンから、ベノワ・デュノワイエ・デ・セゴンザックに変わって、アンドレ・アルピノ(ドラム)とジャック・ルーシェ(ピアノ)という第三期ジャック・ルーシェ・トリオとしての初録音。 サティは僕の大好きな作曲家。トップ画像にもあるように、やはりジュ・トゥ・ヴは僕には特別な曲。 このアルバムには残念ながらジュ・トゥ・ヴは収録されていないのだが […]
メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番:音楽は調和だ

メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番:音楽は調和だ

メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 僕の大好きな室内楽の形式は、弦楽四重奏とピアノ三重奏がツートップである。弦楽四重奏は室内楽の代表であり、揺るぎない地位だと言えるだろうが、ピアノが好きな僕個人としては、ヴァイオリンとチェロとピアノというピアノ三重奏は心から美しいと思える響きを生み出す。 メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲は習作を含めると全部で3曲あるが、この第1番はメンデルスゾーンの室 […]