クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 5月, 2012
ハイドン トランペット協奏曲:楽器への思いやり

ハイドン トランペット協奏曲:楽器への思いやり

ハイドン トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe:1 今年2月に、フランスの名トランペット奏者モーリス・アンドレ氏が亡くなったという誠に残念なニュースがあったが、僕は彼の演奏するテレマンやバッハ、フンメルらの協奏曲が大好きでよく聴いていた。ハイドンの協奏曲もそのひとつである。 僕はモーツァルトも好きだが、もしかすると将来的にハイドンやモーツァルトばかり聴いているんじゃないかと思うこともある […]
プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番:ピアノコンチェルトの満足感

プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番:ピアノコンチェルトの満足感

プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番 ト短調 作品16 ヴィレーンの音楽をプロコフィエフに似ていると言ったが、プロコフィエフのあっけらかんとした部分には確かに似ている。しかし、プロコフィエフはそのような擬古典的でモーツァルト的な趣きの音楽も残したが、もっともっとモダンで、一見するととっつきにくいような作品も残している。 今回紹介するのは、今年のラ・フォル・ジュルネでも取り上げられていた、ピアノ協奏曲 […]
ヴィレーン 弦楽セレナード:モーツァルトへの敬愛

ヴィレーン 弦楽セレナード:モーツァルトへの敬愛

ヴィレーン 弦楽セレナード 作品11 ダグ・ヴィレーンはスウェーデンの作曲家である。その信条たるは「私は神と、モーツァルトと、ニールセンを信仰します」。これは恐れいった。 初期は新古典主義寄りの作風で、徐々にミニマリズム風のスタイルを取り入れるようになった。近年再評価されてきた作曲家で、演奏機会も少しずつ増えてきたところだ。 スウェーデン作曲家協会の司書として働き、後に「スウェーデン日報」で音楽評 […]
ヴィラ=ロボス ヴァイオリンとピアノのためのソナタ・ファンタジア第2番:潤沢な幸福

ヴィラ=ロボス ヴァイオリンとピアノのためのソナタ・ファンタジア第2番:潤沢な幸福

ヴィラ=ロボス ヴァイオリンとピアノのためのソナタ・ファンタジア第2番:潤沢な幸福 ヴィラ=ロボス ヴァイオリンとピアノのためのソナタ・ファンタジア第2番 「ブラジル風バッハ」でおなじみのヴィラ=ロボスは、ブラジルを代表する作曲家。リオ・デ・ジャネイロ生まれの彼は、クラシックにブラジルの民族音楽の語法を取り入れた作風で聴衆を魅了した。 また多作家でもあり、さらにはオーボエ以外のほぼすべてのオーケス […]