クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 2月, 2013
モーツァルト 弦楽四重奏曲第8番:天才の軌跡

モーツァルト 弦楽四重奏曲第8番:天才の軌跡

モーツァルト 弦楽四重奏曲第8番 ヘ長調 K.168 天才モーツァルトが17歳のときの作品であり、若干17歳にしてこのクオリティというところも驚きだが、それ以上に、モーツァルトが芸術的な高みを目指して模索したその轍のようなものが見えるという点で、実に興味深い、驚嘆すべき作品と言える。 モーツァルトの弦楽四重奏曲というと、「狩」などを含む「ハイドン・セット」の6曲や後期の傑作「プロシャ王」の3曲など […]
バーンスタイン 交響曲第2番「不安の時代」:いつの時代も

バーンスタイン 交響曲第2番「不安の時代」:いつの時代も

バーンスタイン 交響曲第2番「不安の時代」 3曲あるバーンスタインの交響曲のうち、1番と3番は宗教曲寄りの音楽で、ミュージカルのイメージで聴くとちょっと面食らうだろう。第2番は、バーンスタインお得意のジャズ風も登場する、やや親しみやすい交響曲で、初めてバーンスタインの交響曲を聴く人にはオススメの曲だ。 「不安の時代」というのは、英国の詩人W・H・オーデンの同名の詩から来ている。この詩は、ニューヨー […]
ヤナーチェク カンタータ「アマールス」:少年は愛に触れ

ヤナーチェク カンタータ「アマールス」:少年は愛に触れ

ヤナーチェク カンタータ「アマールス」 この曲を聴いて感動しないことなど決してありえないだろう。チェコの作曲家ヤナーチェクの残したこの5楽章のカンタータは、曲といい歌詞といい、本当に聴くものに感動を煽る音楽だ。 1897年に作られたこの作品は、ヤナーチェク自身の苦しかった少年時代の記憶が投影されている音楽だと言われている。ヤナーチェクは田舎の貧乏で子沢山な家庭に生まれ、口減らしの意図もあって、11 […]

歌詞置き場10

ヤナーチェク カンタータ「アマールス」 I バリトン独唱 Žil v klášteře od dětství,  彼は幼い時から 僧院で育った jak tam přišel sám nevěděl,  どうやってそこへ来たかも知らずに         že děkoval však hříchu své zrození,  だが 罪深い生まれゆえに tož Amarus jej zvali!  ア […]