クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 3月, 2013
ブリテン 4つの海の間奏曲:そのただならぬ面持ち

ブリテン 4つの海の間奏曲:そのただならぬ面持ち

ブリテン 4つの海の間奏曲 作品33a 今年はブリテン生誕100周年という記念すべき年であり、あちらこちらでブリテンの音楽を耳にする……なんてことはないけれども、例年よりは盛り上がりを見せてくれているはずだ。 特に、ロンドン交響楽団が来日してブリテンの作品を取り上げてくれたことは、英国音楽ファンの僕にとって嬉しい限り。演目は「4つの海の間奏曲」という作品であり、ブリテンの傑作オペラから抜粋された間 […]
ショーソン 交響曲 変ロ長調:交響曲と人・人生・芸術

ショーソン 交響曲 変ロ長調:交響曲と人・人生・芸術

ショーソン 交響曲 変ロ長調 随分冬の寒さも和らいできて、陽射しが暖かな今日このごろ、そんな時期にぴったりな音楽として、ショーソンの交響曲を紹介したい。 ショーソンの音楽は、このブログでも何度か取り上げているが、その独特な重さ・テクスチャ・重なりで季節的には秋冬のような空気を醸し出すものが多いが、交響曲はというと、これから天候も良くなっていく春の初め頃に相応しい、柔らかで微睡むような空気を運んでく […]
ウェーバー ヴァイオリン・ソナタ第1番:誰が聴いても美しい

ウェーバー ヴァイオリン・ソナタ第1番:誰が聴いても美しい

ウェーバー ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ長調 作品10-1 カール・マリア・フォン・ウェーバーの話題をするのは、このブログでは実に約3年ぶり。まあこのブログでなくても、普段そんなにウェーバーの話題で盛り上がることはないのだが、これでも僕は結構ウェーバーの作品を聴いている方である。 その中でも、特に最近見直したいと思っているのは、ウェーバーの室内楽である。「魔弾の射手」をはじめとした歌劇やその序曲 […]
プロコフィエフ ミリタリー・バンドのための4つの行進曲:社会主義リアリズムと“愛”

プロコフィエフ ミリタリー・バンドのための4つの行進曲:社会主義リアリズムと“愛”

プロコフィエフ ミリタリー・バンドのための4つの行進曲 作品69 プロコフィエフの作曲したマーチは全部で7曲ある。有名な「体育祭行進曲」(マーチ・スパルタキアーダ)を含む4曲が、この度取り上げる作品69となっており、あとは行進曲作品99、「3つのオレンジへの恋」の中の行進曲、そして「子どもの音楽」というやさしいピアノ曲集にある行進曲である。まあ実質6曲と言ったところか。 1934年から1936年に […]