クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 7月, 2013
フランセ 若い娘たちの5つの肖像:男目線のポートレート

フランセ 若い娘たちの5つの肖像:男目線のポートレート

フランセ 若い娘たちの5つの肖像 数多くのピアノ作品を残しているジャン・フランセだが、その中でも最もチャーミングで愛おしい作品が、1936年に作曲されたこの「若い娘たちの5つの肖像」(Cinq Portraits de Jeunes Filles)だろう。 フランセの巧みなピアニズムが光るこの小品は、フランセ自身の演奏も残っており、その小粋な演奏からあふれる出る魅力は計り知れない。全部合わせても1 […]
グルダ チェロとブラス・オーケストラのための協奏曲:やっちゃったコンチェルト

グルダ チェロとブラス・オーケストラのための協奏曲:やっちゃったコンチェルト

グルダ チェロとブラス・オーケストラのための協奏曲 フリードリヒ・グルダはモーツァルトやベートーヴェンの演奏で名高いウィーンのピアニストだが、彼は作曲活動も行なっている。今回取り上げたこの曲は、ジャズに傾倒した時期もあるグルダらしい、非常に刺激的な音楽だ。 まず、チェロとブラス・オーケストラ(吹奏楽)、この編成はもしかすると実験的な編成に感じるかもしれない。グルダがこの編成の協奏曲を作曲したのは1 […]
リード エルサレム讃歌:「吹奏楽」の感動を

リード エルサレム讃歌:「吹奏楽」の感動を

リード エルサレム讃歌 アルフレッド・リードをこのブログで取り上げるまで、僕は相当の時間辛抱したつもりだ。何故か? それは、このブログで多くの偉大な作曲家を取り上げ、ビッグネームがずらずらと並んでから、それから初めてリードの名をそこに連ねたい、とずっと思っていたからである。吹奏楽界を代表する作曲家を、ベートーヴェンやモーツァルトと同列で紹介したかったのだ。彼らに劣らぬ偉大な音楽家だと主張したいのだ […]