クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 8月, 2013
ストラヴィンスキー 弦楽のための協奏曲 ニ調(バーゼル協奏曲):様式と調性

ストラヴィンスキー 弦楽のための協奏曲 ニ調(バーゼル協奏曲):様式と調性

ストラヴィンスキー 弦楽のための協奏曲 ニ調(バーゼル協奏曲) ストラヴィンスキーの作風は、時期によって大きく三つに分けられる。初期は「火の鳥」や「春の祭典」、「ペトルーシュカ」などに見られる、変拍子や強烈なリズムが特徴の原始主義。中期は初期のような荒々しさも少し落ち着いて、新古典主義の作風を取る。そして後期は、12音技法を取り入れたセリー主義。これだけコロコロと作風が変わる作曲家も珍しい。 おそ […]
シェーンベルク ワルシャワの生き残り:語り継ぐこと

シェーンベルク ワルシャワの生き残り:語り継ぐこと

シェーンベルク 語り手、男声合唱、オーケストラのための「ワルシャワの生き残り」作品46 この「ワルシャワの生き残り」という作品は、何としても後世に伝え残したい音楽である。 語り手、男声合唱、オーケストラのための作品という、かなり珍しい構成であるが、この構成は必然的であり、違和感はない。何気なく聴いていると、BGM付きのラジオドラマの様な感覚になるが、実は語り手のパートもスコアには音符で表記され、音 […]

歌詞置き場12

シェーンベルク ワルシャワの生き残り I cannot remember everything. I must have been unconscious most of the time. I remember only the grandiose moment when they all started to sing, as if prearranged, the old prayer th […]
パーセル 3声のソナタ集:イギリス音楽の深化

パーセル 3声のソナタ集:イギリス音楽の深化

パーセル 3声のソナタ集 Z.790~801 イギリスのクラシック音楽好きを自称しておいて、イギリス音楽の父ヘンリー・パーセルに触れない訳にはいかない。そう思いつつも、1年半以上パーセルの記事は書いていない。なかなかパーセルについて書こうという気が起こらなかったのは理由がある。 そもそも僕が好きなイギリス音楽の特徴は、まるで日本の民謡かと思うくらいに日本人の琴線に触れるイギリス民謡の素朴で親しみあ […]