クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 12月, 2013
高田三郎 混声合唱組曲「内なる遠さ」:限りない問い

高田三郎 混声合唱組曲「内なる遠さ」:限りない問い

高田三郎 混声合唱組曲「内なる遠さ」 ベンジャミン・ブリテンと共に、実は今年2013年が生誕100周年という、記念すべき年を迎える日本の作曲家、高田三郎。合唱作品が特に有名であり、多くの合唱団が彼の作品を愛唱しているし、コンクールの課題曲として取り上げられることも多い。敬虔なクリスチャンであり、彼が作曲した日本語の典礼聖歌は200曲を超える。 彼の合唱作品以外が演奏されることは今日では殆ど無いので […]

歌詞置き場13

内なる遠さ 高野喜久雄 飛翔――白鷺 白鷺が 高く舞い飛び 冬空の彼方にきえる するとそのあたりから 不思議にちらちらと 雪が降りだす 空に在る掌は いつもやさしく 白鷺を雪の花にして還す ひらひらと風に舞わせ 山の上 葦原の上 樹木の上 水田の上に帰らせる 幾度でも雪に還され 幾度でも雪から生まれる 高く舞い 高く舞い飛べ くりかえし雪となり 舞い降りて また白鷺となれ 幾度でも より清らかに甦 […]
アッテルベリ 交響詩「川」:それは自然そのもの

アッテルベリ 交響詩「川」:それは自然そのもの

アッテルベリ 交響詩「川」 作品33 クルト・アッテルベリは20世紀初頭に活躍したスウェーデンの作曲家。彼はいわゆる職業作曲家ではなく、ストックホルムの特許局の職員を長く務めていた。音楽以外の収入がメインだが、学生時代からオーケストラに入り、交響曲や歌劇の作曲も行い、王立劇場からも委嘱を受けるなど、作曲家としても大活躍であった。 また、特許局での仕事を活かしたのか、スウェーデン著作権協会を設立。ス […]