
ハチャトゥリアン ヴァイオリン協奏曲:人生を肯定する音楽
ハチャトゥリアン ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 ハチャトゥリアンをはじめとした多くのソ連時代の作曲家たちのキャリアというのは、スターリンの「社会主義リアリズム」との間の暫定協定を勝ち取ることができる音楽スタイルを模索することだったと言っても過言ではあるまい。 賞賛されたと思えば批判され、ソ連が崩壊するまでそれを繰り返す芸術人生だったと言える。ハチャトゥリアンのように強烈に土俗的な作風の作曲家でも、1 […]
クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。