クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 11月, 2017
ロドリーゴ アンダルシア協奏曲:名演ライブ求む

ロドリーゴ アンダルシア協奏曲:名演ライブ求む

ロドリーゴ アンダルシア協奏曲 スペインの作曲家ロドリーゴ(1901-1999)の最も有名な作品は言うまでもなくギターとオーケストラのための「アランフェス協奏曲」(1939年)だが、似たようなギターのための協奏的作品は多く、アランフェス協奏曲の成功を皮切りに、ギターと管弦楽のための「ある貴紳のための幻想曲」(1954年) 、4台のギターと管弦楽のための「アンダルシア協奏曲」(1967年)、2台のギ […]
伊藤康英 吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」:受け継がれ、もとい受け継げ

伊藤康英 吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」:受け継がれ、もとい受け継げ

伊藤康英 吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」 てっきりこのブログではもう「ぐるりよざ」について紹介していた気になっていたが、なんと紹介していなかった。伊藤康英のぐるりよざを取り上げようと思っていて、ちょうど「津軽三味線協奏曲」の初演を聞いたので、そちらを取り上げたのだった。 11月11日に中世・ルネサンス音楽研究の第一人者で立教大学名誉教授の皆川達夫氏(90)が「かくれキリシタンの祈りの歌」と題し […]
シューベルト 弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」:真に輝くものは

シューベルト 弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」:真に輝くものは

シューベルト 弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D810「死と乙女」 何度かシューベルトの楽曲をこのブログで取り上げており、その時いつも言っているような気がするのは、シューベルトは基本的にシャイなので、本当に彼が言いたいことは色々あるだろうけれども、音楽ではその全てを語りきっていないということ。 だから前提として、この曲でもおそらくシューベルトは彼の本心をあからさまにさらけ出すような真似はしないし、当 […]
マルタン アイルランド民謡による三重奏曲:若さと民謡のダブルアタック

マルタン アイルランド民謡による三重奏曲:若さと民謡のダブルアタック

マルタン アイルランド民謡による三重奏曲 曲名だけで「これは絶対良い曲だ!」と確信していて、実演に触れて本当に素敵な曲だった!と感動した作品である。こちとら「リバーダンス」全盛期に青春時代を過ごした世代である。アイルランド音楽というのはそれだけで無条件で心躍るのだ。 フランク・マルタン(1890-1974)はスイスの作曲家。今回取り上げる「アイルランド民謡による三重奏曲」はピアノ、ヴァイオリン、チ […]