クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、音楽・芸術・哲学・文学・美学などの話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会の感想、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 4月, 2019
バルトーク ルーマニア民俗舞曲:演奏家の領分

バルトーク ルーマニア民俗舞曲:演奏家の領分

バルトーク ルーマニア民俗舞曲 Sz.56 4月16日、ピアニストのイェルク・デームス氏が亡くなった。パウル・バドゥラ=スコダ、フリードリヒ・グルダとともに「ウィーン三羽烏」と呼ばれ人気だったピアニストだ。親日家だったため日本のクラシック・ファンの間でも大きなニュースとなり、SNSで様々な思い出話が繰り広げられていた。 そのときに僕が見かけたデームス氏の演奏に対する感想で「デームス氏の“訛りのある […]
オッフェンバック チェロ協奏曲「軍隊風」:遅れてきたルーキー

オッフェンバック チェロ協奏曲「軍隊風」:遅れてきたルーキー

オッフェンバック チェロ協奏曲「軍隊風」 初めて聴いたのは割と最近で、「おお、すごく良い曲じゃん!」と思ったのと同時に「え!40分超えるの!」と驚いた。ドヴォルザークやエルガーの協奏曲に匹敵する大作である。これをあの「天国や地獄」などの軽快な音楽で有名なオッフェンバックが……?と思ったが、よく考えればオペレッタだって短くても小一時間あるものだし、驚くような話ではない。それに長いとはいえ、ドヴォルザ […]