クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、音楽・芸術・哲学・文学・美学などの話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会の感想、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 6月, 2019
プロコフィエフ ヴァイオリン・ソナタ第1番:墓風、鋭くなって

プロコフィエフ ヴァイオリン・ソナタ第1番:墓風、鋭くなって

プロコフィエフ ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 作品80 以前、と言っても10年近く前になるが、ヘンデルのヴァイオリン・ソナタについて書いたときに「紅茶のおともにぴったり」というようなことを書いた。なめてるな、と思いつつも、実際じゃあ紅茶飲みながら何か聴くなら何がいいかとなるとその辺りということになるだろう。ヴァイオリン・ソナタはもちろん真剣な音楽だが、やはりBGMとしても相応しい曲が多く、よ […]
ヴォーン=ウィリアムズ チューバ協奏曲:追究のコンチェルト

ヴォーン=ウィリアムズ チューバ協奏曲:追究のコンチェルト

ヴォーン=ウィリアムズ バス・チューバと管弦楽のための協奏曲 バス・チューバのための協奏曲のパイオニアであるこの作品は、ヴォーン=ウィリアムズの最晩年の作品である。何しろ他に有名な作曲家がいないジャンルなので、ヴォーン=ウィリアムズが一番有名なのだ。一般的にはヴォーン=ウィリアムズだってそんなにメジャーどころの作曲家とは言い難いが、吹奏楽の世界でも名の知られた作曲家であることと、また曲の良さも手伝 […]
レーガー クラリネット五重奏曲:音楽よ古典に帰れ

レーガー クラリネット五重奏曲:音楽よ古典に帰れ

レーガー クラリネット五重奏曲 イ長調 作品146 さあ、今年も梅雨入りしたので、「雨の日に聴きたいクラシック」シリーズの楽曲を紹介しよう。そんなシリーズ書いたことないし、せいぜいブラームスのヴァイオリン・ソナタ「雨の歌」で触れてみたくらいだが、案外「ブラームス」と「雨」という組み合わせを好むナルシストクラシック・ファンは多いのではないか。窓の外は雨、落ち着いた部屋でブラームスのレコード流しながら […]
モソロフ 舞踏組曲:美メロ工場へようこそ

モソロフ 舞踏組曲:美メロ工場へようこそ

モソロフ 舞踏組曲 ロシア・アヴァンギャルドを代表する作曲家、交響的エピソード「鉄工場」という曲で有名なアレクサンドル・モソロフ(1900-1973)の隠れた珠玉の名曲を取り上げよう。 グリエールとミャスコフスキーに作曲を学んだモソロフは、バレエ音楽「鉄鋼」(1927)とそこから抜粋した管弦楽曲である交響的エピソード「鉄工場」(1928)で注目を浴び、その強烈な作風で一大センセーションを起こした。 […]