クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、音楽・芸術・哲学・文学・美学などの話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会の感想、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 9月, 2019
グリンカ ヴィオラ・ソナタ ニ短調:若いくせに哀愁たっぷりで

グリンカ ヴィオラ・ソナタ ニ短調:若いくせに哀愁たっぷりで

グリンカ ヴィオラ・ソナタ ニ短調 このブログでは10年ぶりにグリンカについて取り上げる。10年前に書いたのはもちろん「ルスランとリュドミラ」序曲。そこでは自分で「ルスランとリュドミラのイメージが先行しているが、グリンカには甘美な曲もある」というようなことを書いてある。なるほど、そんなこと言えなくもないかも。ということで、せっかくなのでその甘美な曲を紹介しよう。 有名な「ルスランとリュドミラ」の作 […]
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第23番「熱情」: ほとばしる熱いパトスで

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第23番「熱情」: ほとばしる熱いパトスで

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 作品57「熱情」 ピアニストのエドウィン・フィッシャーはこの曲を「過激な主観性の表現」と言った。これ以上の言葉があろうか。グレン・グールドは駄作扱いし、ロシアの革命家レーニンは「こんなものを聴いたら革命はできない。悪人にはなれない」と大絶賛。やはり貶せば玄人らしく、褒めると素人くさいのかしら……。 ベートーヴェン中期の傑作、ソナタ「熱情」は、「月光」 […]