クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、音楽・芸術・哲学・文学・美学などの話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会の感想、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 12月, 2019
シュニトケ バレエ音楽「エスキース」:ゴーゴリによろしく

シュニトケ バレエ音楽「エスキース」:ゴーゴリによろしく

シュニトケ バレエ音楽「エスキース」 クリスマスイブに更新するべきロシアのバレエ音楽と言ったらあれしかないのだが、どういうわけかこうなってしまった。 アルフレート・シュニトケ(1934-1998)はソ連生まれ、ドイツ・ユダヤ系の作曲家である。あまり話題に挙げないが、実は僕の結構お気に入りの作曲家である。この人も天才の部類に入る作曲家だよなあと思いつつ、ブログで初めて取り上げるならなんだろうかと考え […]
チャイコフスキー 交響曲第4番:音楽が語るとき

チャイコフスキー 交響曲第4番:音楽が語るとき

チャイコフスキー 交響曲第4番 ヘ短調 作品36 この曲のフィナーレを初めて聴いたときは「なんてカッコいいんだ!」と大興奮した。豪華な金管の音、疾走感、クライマックスの盛り上がり……チャイコフスキーの交響曲ってこんなに素敵なのかと思い知った。多分5番よりも6番よりも(もちろん1,2,3番やマンフレッド、ジーズニよりも)先に知ったのが4番だったはずだ。 まだクラシックオタクとしては駆け出しの頃だが、 […]
ショーソン 詩曲:秋の日の ヴィオロンの ためいきの

ショーソン 詩曲:秋の日の ヴィオロンの ためいきの

ショーソン 詩曲 作品25 ヴェルレーヌの最も有名な詩である『秋の歌』の最も有名な冒頭のフレーズ、「秋の日の ヰ゛オロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し」は、ショーソンの最も有名な作品である詩曲のヴァイオリンの独白にふさわしい。同時代を生きた芸術家同士(ヴェルレーヌの詩にショーソンが歌を付けた作品もある)、詩曲の方が後年の作になるが、近い世界観を持つことに異論はないだろう。 ショー […]
スラットキン カルメンズ・フーダウン:カルメン、ハリウッドへ行く

スラットキン カルメンズ・フーダウン:カルメン、ハリウッドへ行く

F・スラットキン カルメンズ・フーダウン ビゼーの「カルメン」の主題を用いた編曲作品は数多く存在する。あなたの「推しカルメン」は何ですか? もちろん「アレンジよりも元のオペラが一番!」という人が多数派だろうが、今回はアレンジの話。王道はやはりサラサーテの「カルメン幻想曲」、そしてワックスマンの「カルメン幻想曲」、この辺はヴァイオリン愛好家ならみんな大好きでしょう。 もはや「カルメン幻想曲」(カルメ […]