クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、音楽・芸術・哲学・文学・美学などの話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会の感想、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

Monthly archive 2月, 2020
ベートーヴェン ピアノ三重奏曲第7番「大公」:いつだって新領域を切り拓く

ベートーヴェン ピアノ三重奏曲第7番「大公」:いつだって新領域を切り拓く

ベートーヴェン ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 作品97「大公」 「ベートーヴェンの器楽は巨大で計り知れないものの領域を開く」これはE.T.A.ホフマンの言葉である。この言葉がまさに当てはまる曲を取り上げよう。 最近マイナー曲ばかり書いているが、2020年はベートーヴェン生誕250周年である。僕はシューベルトやシューマン好きを公言していますが、実は記事の更新数ベートーヴェンが一番多い。やっぱり好き […]
ヴラディゲロフ 7つの交響的ブルガリア舞曲:ブルガリアの宣伝部長

ヴラディゲロフ 7つの交響的ブルガリア舞曲:ブルガリアの宣伝部長

ヴラディゲロフ 7つの交響的ブルガリア舞曲 作品23 我々はブルガリアについてあまりにも知らない。絶望的に知らなすぎる。劇場ではヨーロッパ各国の作曲家や演奏家に触れ、CDでもYouTubeでもクラシック音楽を毎日聴いていながら、ブルガリアのクラシックのことは、何も知らない……。 と、ヘッセ風に書いてみたが、やはりヨーグルトのイメージのブルガリア、実はクラシック音楽を聴く人にとっては注目すべき国では […]
スタンチンスキー 練習曲 ロ長調:星の瞬き

スタンチンスキー 練習曲 ロ長調:星の瞬き

スタンチンスキー 練習曲 ロ長調(1909) アレクセイ・スタンチンスキー(1888-1914)というロシアの作曲家を紹介しよう。生没年を見てもわかるように、若くして亡くなった作曲家である。そして非常に楽才に溢れていた。最近はスタンチンスキー作品を取り上げる演奏家も増えてきているので、ぜひ聴いて欲しい。 幼少期からピアノに触れ、モスクワ音楽院でジリャーノフとタネーエフに学ぶ。メトネルやアレクサンド […]