ちょうど東京駅周辺で用があり、時間もあったので、三菱一号館美術館でやっていた「マリー=アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン展 ―華麗なる宮廷を描いた女性画家たち―」という展覧会に行ってきました。


キャッチで“18世紀の「カワイイ」を描いた女たち。”とありました。まあなかなか上手いことを言っているように思います。笑


このヴィジェ・ルブランという女性画家は、マリー=アントワネットと同じ年に生まれ、王妃の肖像画家として重用された人物です。王妃を描いた絵がメインなのかもしれませんが、まあ僕としては、彼女の描いた自画像に惹かれました。

 


両方とも自画像です。左のものは1800年のもの、右のものは1791年のもの。断然右がかわいい。どうだろう。断然右が「カワイイ」。18世紀の「カワイイ」はどうなのか知りませんが、同一人物とは思えない差を感じてしまいました。左の自画像を見てもふーんという感じでしたが、右の自画像を前にしたときはちょっとドキドキしてしまいましたね。


もうひとつ、ルブランの作品で目を引いたのが、この「クリュソル男爵夫人、アンヌ=マリー・ジョセフィーヌ・ガブリエル・ベリアーヌ」という1785年の作品です。鮮やかな衣装の色がコントラスティックで美しいですね。男爵夫人が持っているのは楽譜です。教養ある人物なのですね。まさしく見返り美人図。くびれの美しさに目が行ってしまいます。


ルブランのライバルとされるアデライード・ラビーユ=ギアールという画家の作品も、数は少ないですが展示されていました。僕はルブランよりもややギアールに惹きつけられました。この作品は、ギアールの夫である画家ヴァンサンを描いた「フランソワ=アンドレ・ヴァンサン」という作品です。眼鏡のかかり方へのツッコミはともかく、なんとなくこの絵の眼力は他と異なるものを感じました。


もうひとつだけ、このフランソワーズ・デュパルクという画家の「ハーブティー売り」という作品も素晴らしかったです。この絵からは、感じるものが多かった。

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