
グラズノフ 交響詩「ステンカ・ラージン」:耽美な小劇場へ
グラズノフ 交響詩「ステンカ・ラージン」作品13 ロシア音楽の持つ濃厚な味わいという点では、グラズノフに勝る作曲家はいないかもしれない。 チャイコフスキーもボロディンも良いが、もっとコッテコテの味付けでロシア音楽を楽しみたいなら、やはりグラズノフだ。 彼の作品のうち全部が全部そうだとは言わないが、まあ大体そういう感じで間違いはない。 この曲も、弱冠20歳で作曲されたにもかかわらず、濃厚なグラズノフ […]
クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。