クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

ショスタコーヴィチ
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番:コミュニティを形成する力

ショスタコーヴィチ 交響曲第5番:コミュニティを形成する力

ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 ニ短調 作品47 ソヴィエト政府は、ショスタコーヴィチの交響曲第5番を「正しい批判に応えて書いた、ひとりのソビエト芸術家の実際の回答」であると公表した。この批判とはもちろん、1936年1月26日に上演されたショスタコーヴィチの歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」に対して、上演2日後にソビエト政府が出した、いわゆる「プラウダ批判」である。 このプラウダ誌に掲載された […]
ショスタコーヴィチ 祝典序曲:作曲家の才能

ショスタコーヴィチ 祝典序曲:作曲家の才能

ショスタコーヴィチ 祝典序曲 作品96 1954年の第37回ロシア革命記念日のために作られた曲。 ショスタコーヴィチの曲はどうも暗くて重くてどーんという感じが多いのだが、この時期の曲は割とそうでもない。 特にこの曲は、ショスタコーヴィチらしからぬ、簡潔・明朗なメロディーの曲だ。 ファンファーレから始まり、実に明るく、つい興奮してしまう曲である。 クラリネットの流れるような旋律は大変美しい。 この曲 […]