クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

スクリャービン
スクリャービン ピアノ・ソナタ第3番:全てのソナタを代表して

スクリャービン ピアノ・ソナタ第3番:全てのソナタを代表して

スクリャービン ピアノ・ソナタ第3番 嬰ヘ短調 作品23 スクリャービンがピアニストのイサコヴィチと結婚したのが1897年、夫婦でパリへ向かい、そこでスクリャービンはピアノ・ソナタ第3番の作曲に取りかかる。1898年に完成し、出版。国際的な賞賛も得て、長女も生まれ、モスクワ音楽院の教授に就任する。スクリャービンの人生の中で、最も幸福な時間だったに違いない。この曲の構造美から、スクリャービン自身は古 […]
スクリャービン 交響曲第4番「法悦の詩」:大人のためのクラシック代表

スクリャービン 交響曲第4番「法悦の詩」:大人のためのクラシック代表

スクリャービン 交響曲第4番「法悦の詩」作品54 クラシック音楽には、その曲ごとに様々な形容がされるが、まあこの曲について一言で言えば「エロい」ということになる。 エロいクラシックは沢山あるし、演奏の仕方を「エロい」と褒めたりすることもあるが、ともあれこれはクラシック音楽を代表するエロさと言ってよいだろう。 原題は Le poème de l’extase であり、日本語では上手いこと […]