クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

ドビュッシー
ドビュッシー 小組曲:小さくて可愛らしい音楽

ドビュッシー 小組曲:小さくて可愛らしい音楽

ドビュッシー 小組曲 今年はドビュッシー生誕150年という記念すべき年なので、連続でドビュッシーの曲を取り上げよう。 「小組曲」という、人気も高いこの作品は、僕がドビュッシー好きになったきっかけ「かもしれない」曲だ。 「かもしれない」というのは、何がきっかけでドビュッシーを好きになっていったのかわからないからというのと、もう一つ、この曲は僕が小さい頃、母が知人と弾くために練習していて、家でよく耳に […]
ドビュッシー 海―管弦楽のための3つの交響的素描:時間芸術の粋

ドビュッシー 海―管弦楽のための3つの交響的素描:時間芸術の粋

ドビュッシー 海―管弦楽のための3つの交響的素描 ドビュッシーの管弦楽曲の中で、また印象派音楽の中でも、これほど“代表的”と言える作品はほかにないと言えるほど、評価の高い作品である「海」。交響詩「海」とも呼ばれ、海の情景を描いた管弦楽曲だ。 僕もこのブログのプロフィールの欄で、好きな音楽に「ドビュッシーのピアノ曲」と挙げているように、ドビュッシーはピアノ作品が非常に魅力的で、ピアノ作品は聴くけど他 […]
ドビュッシー ベルガマスク組曲:ロマンティストは月の光がお好き

ドビュッシー ベルガマスク組曲:ロマンティストは月の光がお好き

ドビュッシー ベルガマスク組曲 「月の光」で有名なこの組曲は、ドビュッシーのピアノ曲の中でも人気の高い作品で、ピアノの演奏会はもちろん、様々にアレンジされて演奏されている。 1890年、ドビュッシーの作品としては初期の方に当たり、まだまだドビュッシーのオリジナリティという点では後期の作品群と比べるとやや劣るが、印象派らしさはうかがえる。 「前奏曲」、「メヌエット」、「月の光」、「パスピエ」の4曲か […]
ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲:微睡みの中の幻を

ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲:微睡みの中の幻を

ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲 フランス象徴派を代表する詩人ステファヌ・マラルメの同名の詩、詩の世界では『半獣神の午後』と呼ばれるが、その詩を基にドビュッシーが作曲した管弦楽曲。 詩を忠実に描写するよりは、マラルメの詩の背景となり、言葉の持つ響き、ニュアンス、輝きを音楽にした、という方が正しい。 ドビュッシーが印象派音楽に着手しだした頃の作品であり、かの指揮者・作曲家のブーレーズは「『牧神』の […]
ドビュッシー 子供の領分:父のやさしい詫言

ドビュッシー 子供の領分:父のやさしい詫言

ドビュッシー 子供の領分 子供のために書かれた作品ではなく、あくまで子供の心情や情景を描いた、ドビュッシーの後期の作品。 「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」「象の子守歌」「人形へのセレナード」 「雪は踊っている」「小さな羊飼い」「ゴリウォーグのケーク・ウォーク」の6曲からなる。 ドビュッシーによって長年考え尽くされたあらゆる技法が組み合わさり、絶妙な融合美が生まれている。 僕のお気に入りは「グ […]