
バルトーク ヴァイオリン協奏曲第2番:協奏曲の伝統
バルトーク ヴァイオリン協奏曲 第2番 Sz.112 バルトークは学問分野の功績も大きい。民俗音楽学の祖として、東ヨーロッパの民俗音楽を収集・分析。彼の作品は、その民族音楽研究が大いに活かされているといえる。 ヴァイオリン協奏曲第2番は、長い間彼の唯一のヴァイオリン協奏曲だと思われてきた作品だ。後に第1番が発見され改名されたが、第2番はやはり名曲として名高い。 ヴェルブンコシュ(verbunkos […]

バルトーク 弦楽四重奏曲第5番:その瞬間を見つけて
バルトーク 弦楽四重奏曲第5番 Sz.102 なかなかバルトークの音楽の良さというのはわからない。 というのは、何も考えないで聴くとちっとも面白くないし、何か考えながら聴いてもちっとも面白くないからだ。 それに、こんな短い文章でバルトーク先生の魅力を伝えることはできそうにない。 まああまり急がず、少しずつその魅力を伝えるように努力してみよう。 弦楽四重奏曲は「ベートーヴェン以来の偉業」と言われるよ […]