クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

ブラームス
【名盤への勧誘】ブラームス 交響曲第1番 ハ短調 作品68 サー・エイドリアン・ボールト/ロンドン・フィル(1972年3月)

【名盤への勧誘】ブラームス 交響曲第1番 ハ短調 作品68 サー・エイドリアン・ボールト/ロンドン・フィル(1972年3月)

オススメの名盤はこちら。 ブラームス:交響曲全集(3枚組)ブラームス,エードリアン・ボールト,ロンドン交響楽団 Disky売り上げランキング : 29803 Amazonで詳しく見る by AZlink ブラームス 交響曲第1番 ハ短調 作品68 サー・エイドリアン・ボールト/ロンドン・フィル(1972年3月) 名盤として取り上げるには様々な条件があると思うが、これは歴史的な名演とか演奏技術が卓越 […]
ブラームス 交響曲第1番:ベートーヴェンの後継者とは

ブラームス 交響曲第1番:ベートーヴェンの後継者とは

交響曲第1番 ハ短調 作品68 指揮者のハンス・フォン・ビューローがこの曲を「ベートーヴェンの第10交響曲」と呼んだことはよく知られているが、その際ビューローは「第10と言っても、第9の延長線上ではなく、第2とエロイカ(第3)の間に来るだろう」と語ったことまで知っている人はどれくらいいるだろうか。多くの音楽関係者諸氏の中にもおそらく知らない人は大勢いるだろうし、手放しで「第10交響曲」と賛美する風 […]
ブラームス ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲:奇妙な協奏曲

ブラームス ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲:奇妙な協奏曲

ブラームス ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102 かなり変わった編成の協奏曲である。ブラームスはちょうどこの曲を作曲する前に、バロック音楽について勉強をしたらしい。バロックでは「合奏協奏曲」というジャンルがあるが、複数のソロ楽器と伴奏という組み合わせは、そこから着想を得たようである。 しかしまあ、ヴァイオリンもチェロも楽器としてはかなり有名どころであり、またブラームスも一流作 […]
ブラームス ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」:音楽のあるところ

ブラームス ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」:音楽のあるところ

ブラームス ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 作品78「雨の歌」 この曲の録音を雨の日に聴く、という人は多いようだ。かく言う僕もその一人で、静かに雨が降る日に部屋でこの曲を聴く時間というのは、晴れの日には味わえないなんともしみじみとした魅力的な時間である。もちろん、土砂降りの日には避けたい。そんな曲じゃない。 「雨の歌」という題名はブラームスが付けたものではなく、この曲の3楽章の旋律がブラームス […]
ブラームス 弦楽四重奏曲第3番:楽聖への挑戦

ブラームス 弦楽四重奏曲第3番:楽聖への挑戦

ブラームス 弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 作品67 ブラームスがベートーヴェンを敬愛していたことは有名な事実だし、実際交響曲のエピソードはよく知られている。 「ベートーヴェンを越えなければ、交響曲を作る意味がない」と意気込んで作ったブラームスの交響曲第1番は、実に完成まで22年の歳月が費やされた。 ベートーヴェンの交響曲は、ハイドンやモーツァルトと異なり、交響曲という形式の音楽に、ある完成形を提出 […]
ブラームス ハイドンの主題による変奏曲:変奏曲の命

ブラームス ハイドンの主題による変奏曲:変奏曲の命

ブラームス ハイドンの主題による変奏曲 作品56a 管弦楽版と2台のピアノのためのものがあるが、56aは管弦楽であり、こちらが一般的。 1873年、おそらく両版ともほぼ同時に作曲されたのだろう。 ブラームスは多くの変奏曲を作っている。 ピアノ曲だが、ヘンデルの主題、ハンガリーの歌の主題など、名曲が残っている。 中でもとりわけて素晴らしいと僕が思うのはパガニーニの主題だが、まあそれはまたの機会に語る […]
ブラームス 2つのラプソディ:三大Bは嘘ではない

ブラームス 2つのラプソディ:三大Bは嘘ではない

ブラームス 2つのラプソディ 作品79 なぜあえてこの曲をブラームスの最初の記事にしたかというと、思い入れがあるからというのと、交響曲にすると文章が長くなって、これを書いている今では時間が足りないんじゃないかなあと思ったからです… 交響曲については色々と書きたいことが多くてまとめるのが大変そうなので。 本題に戻ると、この曲はブラームスのピアノ小品で、第1番がロ短調、第2番がト短調、晩年の作品である […]