クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

ボロディン
ボロディン 交響曲第2番:苦労の結晶

ボロディン 交響曲第2番:苦労の結晶

ボロディン 交響曲第2番 ロ短調 かの名指揮者ワインガルトナーいわく、「チャイコフスキーの悲愴とボロディンの2番を聴けば、ロシアの国民性がわかる」と。 ボロディンの2番は、1楽章の主題の勇壮さから「勇士」と呼ばれ、非常にロシアらしさにあふれる交響曲である。 医者であり化学者であり「日曜作曲家」であったボロディンがこの曲の作曲に着手したのは、『だったん人の踊り』で有名なオペラ「イーゴリ公」を手掛けた […]
ボロディン 交響詩「中央アジアの草原にて」:融和と包容

ボロディン 交響詩「中央アジアの草原にて」:融和と包容

ボロディン 交響詩「中央アジアの草原にて」 ロシア国民楽派の5人組のひとりであり、同時に医師であり、化学者でもあるボロディンの7分程の小品。 長さは短いが、大変わかりやすく、また実に巧みな構造を持ち、いかにもボロディンらしい美しい旋律が響き渡る名曲である。 ロシアの民謡調の旋律が奏でられ、そこに馬(ロバ?ラクダ?)の足音とともに中央アジアの民族的な旋律が順に奏でられる。 草原の風景、広く穏やかな草 […]