クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

メンデルスゾーン
メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番:音楽は調和だ

メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番:音楽は調和だ

メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 僕の大好きな室内楽の形式は、弦楽四重奏とピアノ三重奏がツートップである。弦楽四重奏は室内楽の代表であり、揺るぎない地位だと言えるだろうが、ピアノが好きな僕個人としては、ヴァイオリンとチェロとピアノというピアノ三重奏は心から美しいと思える響きを生み出す。 メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲は習作を含めると全部で3曲あるが、この第1番はメンデルスゾーンの室 […]
メンデルスゾーン 華麗なるロンド:協奏的な珠玉の小品

メンデルスゾーン 華麗なるロンド:協奏的な珠玉の小品

メンデルスゾーン 華麗なるロンド 変ホ長調 Op.29 ピアノのための小協奏曲、とでも言うような、実に可愛らしいロマン派の香り高い小品。 この「華麗なるロンド」は、ピアノと管弦楽のための作品で、「華麗なるカプリッチョ ロ長調 作品22」と同様に単一楽章で構成されている。 管弦楽はあくまで伴奏といった役割で、ピアノがメイン。メンデルスゾーンのピアノ曲やピアノ協奏曲が好きな方にはぜひお薦めしたい曲だ。 […]
メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」:憧憬という風景

メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」:憧憬という風景

メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」 作品90 現在最も親しまれているメンデルスゾーンの交響曲は、間違いなくこの「イタリア」である。 メンデルスゾーンがイタリアへ旅行中に手がけられた作品で、1楽章の冒頭だけ聴けば、誰もが「なるほど」と言わんばかりのイタリア風。 弾けるように踊り出すリズムと旋律が、情感たっぷりに歌われるのを聴けば、すぐにこの曲の虜になる。 我々がイタリア(或いはイタリア人)に […]
メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」:不思議な寒さ

メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」:不思議な寒さ

メンデルスゾーン 交響曲第3番イ短調「スコットランド」 作品56 シューマン、リストらと同時代の、ロマン派を代表するドイツの作曲家、フェリックス・メンデルスゾーンの交響曲。 彼は5つの交響曲を残しているが、番号は出版順であり、「スコットランド」は実質最後に作られた交響曲である。 副題の通り、メンデルスゾーンがスコットランドを旅行した際に手がけられた作品だ。 メンデルスゾーンというと、クラシック好き […]