クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

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リスト 愛の夢 ― 3つのノクターン:3つの愛のかたち

リスト 愛の夢 ― 3つのノクターン:3つの愛のかたち

リスト 愛の夢 ― 3つのノクターン フランツ・リスト生誕200周年となる2011年、リストの記事として最初に書くのは、彼の作品中で最も有名と言っても過言ではない「愛の夢」にしようと思う。 特に第3番は、誰もが一度は耳にしたことがあるだろう。このロマンティックで美しい旋律は胸をときめかせる。 もとは歌曲であり、それをリスト自身がピアノに編曲したものである。この旋律の浮かび上がるわかりやすい曲調から […]
リスト 巡礼の年 第2年「イタリア」:芸術世界の混沌

リスト 巡礼の年 第2年「イタリア」:芸術世界の混沌

リスト 巡礼の年 第2年「イタリア」 1837年から、リストはイタリア旅行に出かける。 その時に出会った文学・絵画からインスピレーションを受けて作られたピアノ曲集が、この巡礼の年:第2年「イタリア」である。 第1年「スイス」の「オーベルマンの谷」、第2年「イタリア」の「ソナタ風幻想曲:『ダンテを読んで』」、第3年の「エステ荘の噴水」は特に有名だ。 リスト自身、「ラファエロとミケランジェロがモーツァ […]
リスト ピアノ協奏曲第1番:煌めくピアノ協奏曲

リスト ピアノ協奏曲第1番:煌めくピアノ協奏曲

リスト ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 超絶技巧練習曲などで知られるリストのピアノ協奏曲は、やはり技巧的で華やかな曲である。 リストは「交響詩」を確立したほか、リサイタルというスタイル、また、「暗譜」というスタイルも確立している。 とにかく滅法ピアノが上手かった。そして美男子だった。彼のピアノを聴いて失神する女性ファンも多かったそうだ。 この協奏曲も、自身のピアノ独奏で、ベルリオーズの指揮で初演され […]