クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

ヴォーン=ウィリアムズ
ヴォーン=ウィリアムズ イギリス民謡組曲:模範的な古典

ヴォーン=ウィリアムズ イギリス民謡組曲:模範的な古典

ヴォーン=ウィリアムズ イギリス民謡組曲 かの名指揮者フレデリック・フェネルは言った。「現在アメリカで出版され、演奏されている吹奏楽の少なくとも90%は、1900年代初頭のイギリス軍楽隊のレパートリーを模範としている」と。 このレパートリーとは当然のことながら、ホルストの「吹奏楽のための第1組曲」(1909年)と「第2組曲」(1911年)、ゴードン・ジェイコブの「ウィリアム・バード組曲」(1924 […]
ヴォーン=ウィリアムズ 音楽へのセレナード:Become the touches of sweet harmony

ヴォーン=ウィリアムズ 音楽へのセレナード:Become the touches of sweet harmony

ヴォーン=ウィリアムズ 音楽へのセレナード 初めて聴いたのはおそらくプロムスの演奏だったと思うが、そのときから本当にいい曲だなあと思っていた。優しく、慈愛に満ちた音楽。「音楽へのセレナード」(Serenade to Music)という題名に、ああ、これは紛うことなき、音楽に対する強い思いを込めた、本当に本物の芸術なんだなあ、と純粋に感動したものだ。音楽とは、やはりこういうものだ……そこまでは言わな […]
ヴォーン=ウィリアムズ 南極交響曲:氷点下の情熱

ヴォーン=ウィリアムズ 南極交響曲:氷点下の情熱

ヴォーン=ウィリアムズ 南極交響曲 夏なので涼しくいきたい。ヴォーン=ウィリアムズの南極交響曲は、そういう意味で非常に都合の良い曲だ。 その曲名(Sinfonia antarctica)からも冷たいイメージが伝わってくるが、聴いてみればまさしくその冷却感(?)がひしひしと伝わる。これは涼しい。 冗談はさておき(と言っても半分本当なのだが)、イギリスの作曲家ヴォーン=ウィリアムズは、9曲の交響曲を残 […]
ヴォーン=ウィリアムズ 幻想的五重奏曲:繊細さと民謡が織りなす世界

ヴォーン=ウィリアムズ 幻想的五重奏曲:繊細さと民謡が織りなす世界

ヴォーン=ウィリアムズ 幻想五重奏曲 イギリスの作曲家としてエルガー、ホルスト、ブリテンと並び、日本でも人気を博すヴォーン=ウィリアムズ。 9つの交響曲、グリーンスリーブスによる幻想曲、タリスの主題による幻想曲などが有名だ。 僕は吹奏楽経験者なので、「イギリス民謡組曲」で彼を知ったのだが、まあ田舎くさい曲を作る人だな、と思っていた。 だがヴォーン=ウィリアムズのそういうイメージを一新するきっかけに […]