クラシック音楽の楽曲に関する話題を中心に、芸術について考えたこと、哲学・文学・美学などのちょっとアカデミックな話、聴きに行った演奏会や観に行った展覧会、うちの猫ちゃんのことやクラシックCD聴き比べ、その他日常の諸々を含め、適当な文章を書き綴っていきます。「ボクノオンガク」というブログ名は、よくあるパソコンの音楽フォルダ名“My Music”の和訳と、小澤征爾さんの本『ボクの音楽武者修行』から。

伊福部昭
伊福部昭 交響頌偈「釈迦」:西洋音楽と仏教

伊福部昭 交響頌偈「釈迦」:西洋音楽と仏教

伊福部昭 交響頌偈「釈迦」 かつて取り上げた伊福部昭の作品は、日本人の心に根付く祭の精神を表した「日本狂詩曲」と、特撮映画音楽を多く手がてた伊福部の映画音楽総集編とも言える「SF交響ファンタジー第1番」である。 「日本人の精神性」と「映画音楽」というのは、伊福部音楽のキーワードだと思うのだが、今回紹介するのは、仏教をテーマにした作品。 どちらかと言うと前者のキーワードに関連が深い作品ではあるが、こ […]
伊福部昭 SF交響ファンタジー第1番:人間のエネルギー

伊福部昭 SF交響ファンタジー第1番:人間のエネルギー

伊福部昭 SF交響ファンタジー第1番 伊福部は以前「日本狂詩曲」について記事を書いたが、この「SF交響ファンタジー」で再びの登場となる。 邦人作曲家が好きな僕にとって、伊福部はそのきっかけになったような重要な人物であり、さらに言えばこの曲は伊福部を好きになるきっかけのひとつでもあり、一層重要なのだ。 多くの映画音楽を残し、ことに特撮にかけては根強いファンが多い伊福部が、それらをこうしてまとめてステ […]
伊福部昭 日本狂詩曲:これぞ日本人のラプソディー

伊福部昭 日本狂詩曲:これぞ日本人のラプソディー

伊福部昭 日本狂詩曲 このブログで初紹介となる邦人作曲家の曲は、『ゴジラ』の音楽でお馴染み、伊福部昭の「日本狂詩曲」である。 題名からして、いかにも日本の民族音楽、という印象で、1楽章の夜想曲、2楽章の祭り、約15分の管弦楽曲。 1935年、チェレプニン賞を受賞した伊福部氏のデビュー作であり、西洋音楽の形式で表現された強烈な日本らしさが、世界的に認められた曲である。 哀愁漂う旋律が静かに繰り返され […]