ロックハート指揮新日本フィル 定期演奏会 ルビー第28回

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パリのアメリカ人


新日フィルのルビー、今年はアメリカンなプログラムから参戦。小曽根氏のガーシュウィン、楽しみだなー。あとオン・ザ・タウンは、新日フィルのページには「オン・ザ・タウン」とだけ書いてあって、3つのダンス・エピソードじゃないのかなと思っていて、会場でパンフ見たら7曲なんですって。へー。と思って、終演後に再度新日フィルのページみたら、ロックハート氏からのメッセージというところに7曲ですと書いてありました。失礼失礼。バーンスタインのタウンなら(?)、僕はオン・ザ・タウンよりもワンダフル・タウン派です。良いんだよなあ、これが。ラトルの十八番ね。


【ロックハート指揮新日本フィル 定期演奏会 ルビー第28回】
(2020年1月24日、すみだトリフォニーホール)


バーンスタイン:『キャンディード』 序曲
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲 ヘ調
バーンスタイン:オン・ザ・タウン
ガーシュウィン:パリのアメリカ人
アンコール ガーシュウィン:ストライク・アップ・ザ・バンド


指揮:キース・ロックハート
ピアノ:小曽根真


キャンディード、いい曲ですよね。特にコメントはないですが、オケも調子良さそうで、いいっすね。さて期待のピアノ協奏曲、演奏前指揮者ロックハートと小曽根真によるコメントがありました。小曽根さんが通訳も兼ねていましたね。ロックハートいわく、ガーシュウィンとバーンスタイン、年は離れていたがどちらもNY生まれで移民であること、ユニーク、唯一無二な音楽を生み出したことなど。小曽根さんいわく、ガーシュウィンのピアノ協奏曲は、クラーべやブルースなどを、クラシックを聴く人たちにその素晴らしさを見せたいとガーシュウィンは思っていたのではないかと。演奏は、人間の奥底にある、生きてて良かったと思うような、根底にある喜びを表現したいということや、そしてもう1つ、即興、瞬間の音、音と音のコミュニケーションを……という話。多分お二人とも話し出すと長いので、もうやろうもうやろうと、会話を切り上げてそそくさと演奏へ向かうの、いいですね(笑) 演奏はもう、ブラボーですよ。小曽根さんが非常にセンスあふれる独奏で、もちろん即興も素晴らしいですが、やり過ぎないのにめちゃめちゃすごいなと思わせる、うーん、僕の言葉ではこれ以上の表現は無理です。やり過ぎないとか言いましたが、3楽章後半のカデンツァなんかもう、語彙も消えるようなスーパープレイ。やばい。ブラボーブラボー。大満足。


なんかもう、後半必要ないんじゃないかって感じでしたが、オン・ザ・タウンも楽しいですしね。バスクラ、サックス、素敵。新日フィルも切れ味ありました。かっこよかった!この曲だけですね、曲終わりにすぐ拍手ブラボーなかったの。みんなどこで終わりか知らないよね。巷ではフライングブラボーだのフライング拍手だのが話題ですが、こういう食い気味で拍手して良さそうな曲に限って、そういうの無いってのが、なんか笑えますね、ブルックナーとか余韻楽しみたい曲でそういうのが発生するのにね。まあまあ、もちろん僕も今回は指揮者が振り向くまで本当に終わりなのかわかりませんでしたよ(笑)ついでに言うとロックハート氏、お辞儀の仕方がかなり独特でした。合掌した手を脚の間に入れてました。さて、パリのアメリカ人も、オケの音の厚みがこれでもか、これでもかと濃厚アピールが効いて、ああーアメリカンなの聴いたなあという満足感が。クラクションの音デカかったなあ、でも、それがまた良い。アンコールはストライク・アップ・ザ・バンド、いいですねえ。これは個人的に思い出の曲。僕はジャズも好きで(聴くのはもちろん、ジャズドラム叩くのも好きです、最近あまりやりませんが)、でも子ども生まれてからはなおのこと、ブルーノートもビルボードも夜公演ばっかりなのでなかなか行けず、まあ行けるタイミングでクラシックばかり選ぶ自分のせいでもあるんですが、とにかくこの公演は聴けて良かったです。楽しかった!たまには生音のシンフォニックジャズを浴びるのも良いものです。

Author: funapee(Twitter)
都内在住のクラシック・ファンです。趣味は音源収集とコンサートに行くこと、つまりひたすら聴くだけ。演奏することにはほぼ興味・情熱はありませんが、それでもときどきピアノを弾いたり、バンドでドラムを叩いたりシンセサイザーを演奏したり、あるいは作曲・編曲をしたりします。more

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