バッハ, J. S./ブゾーニ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータより「シャコンヌ」/ブライトコップ & ヘルテル社/ピアノ・ソロ用編曲


たまたま予定が開いたので、当日券でふらっと来てみました。お二人のことは初めて知りました。東京藝大の1年生だそうです。ピカピカの!大学1年生!若い!というか幼い!なんかあれですね、大学3年生くらいが新入生見て「うわー若いわー」って言うやつを思い出しました。それはともかく、え!こんなだっけ!と、自分の大学1年生の頃を思い返し、うーん、まあ幼かったんだろうなあ、と(笑)


【浅野由紀&板舛李空 ランチタイムコンサート】
(2019年10月25日、カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」)


<浅野由紀>
バッハ=ブゾーニ:
シャコンヌ ニ短調 BWV1004
10のコラール前奏曲より<目覚めよと呼ぶ声が聞こえ> BWV645
<板舛李空>
ベートーヴェン:ピアノソナタ第28番 イ長調 作品101
アンコール(連弾)
ラヴェル:
マ・メール・ロワから「パゴダの女王レドロネット」「妖精の園」


浅野さんは白いドレス、まるでウエディングドレスのようで、大学1年生くらいでもし自分の娘がこんなドレス着たのを見たら父さんぶっ倒れるだろうなあと、僕もまだまだチビの自分の娘の将来を想像し悶える。うおお。シャコンヌも目覚めよも、どちらも好きな曲なので、たまたまですが聴けてラッキーでした。板舛さんはベートーヴェンの28番、よく聴かせるなあと思いながら聴いていました。素敵でした。藝大入れるくらいだから、もうコンサートピアニストとしては、それこそオンリーワンなものがある訳で、それは何なのかなと気にしつつ、楽しく聴かせてもらいました。どんどん磨いて行って、ナンバーワンなピアニストになってください(某教授のコメント丸パクり)。


2人の演奏が終わったら、一言コメントがあり、その辿々しさたるや、まるで子を見る親のような温かい気持ちになりました。僕もついこないだまでは大学生に近い側の人間なんじゃないかと思っていたのですが、そんなことはなかったですね、ああ、悲しいですね、いつからだろう、大学生を見る目が同輩後輩という意識ではなく、子を愛でるような気持ちになったのは。子ども生まれて何年か経ってからかしら。知らんけど。浅野さんはバッハが好きで、大学生になったから憧れのブゾーニのシャコンヌに挑戦しました、だそうです。いいですよね、なんか嬉しくなるコメントですよね。板舛さんは、別にベートーヴェンの28番に別に思い入れがある訳ではなく、後期ソナタ勉強してるから先生と相談して決めました、だそうです。どうですか、このコメントも、なんか僕もまるで若返ったかのような、思わず頬が緩むような、そんなコメントでした。最近生で聴いたブゾーニのシャコンヌってマルク=アンドレ・アムランですし、28番じゃないけど最近聴いたベートーヴェンのソナタはブッフビンダーですし、それらは圧倒的に素晴らしいんですが、将来ある若者の演奏するピアノもまた、聴いて楽しいものがありますね。

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