ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015、今年も晴天に恵まれて良かったですね。今回はちょうど八重洲のあたりで夜に別件がある2日目に参戦、有料は2公演聴いてきました。


1.
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61


オリヴィエ・シャルリエ(vn)
ロベルト・トレヴィーノ指揮、シンフォニア・ヴァルソヴィア


ソリストがオーギュスタン・デュメイからオリヴィエ・シャルリエに変更。一時的な肩の痛みで、長時間の演奏ができないためだそうです。正直、今年のLFJはデュメイを聴くために有楽町に赴いたと言っても過言でもないのですが、まあ嘆いても仕方ないことですので、大人しくシャルリエの演奏を聴くことにしました。払い戻しも可能だったようです。さすがにシャルリエ先生くらいになると、ベトコンはお手の物なのでしょうが、それでも1時間弱のコンチェルトのソリスト代役をさらりと務めてしまうシャルリエ先生はさすがだなあと感心・感嘆の思いです。今年のLFJは「パシオン」がテーマだったそうですが、シャルリエ先生のソロはまるでラテン風、実に情熱的、カデンツァも技巧的でまくし立てるような、会場のデュメイのファンたちに「デュメイとは全然スタイルの違う私ですがどうか悲しまないで今日はこの演奏で楽しんで行ってくれ!」(想像)とでも叫んでいるかのような(あくまでも想像です)、激しいソロを披露し、一方でオケは全体的に堅牢で堂々としたドイツ的な演奏、素晴らしいコンチェルトの時間でした。


この公演を聴く前に軽く腹ごしらえをしようと出店に並び、お店自体の行列は大したことなくて、無事定番のハイネケンと、今年はオムハヤシをゲットしたのですが、いかんせんテーブルが混み過ぎでうんざり。お昼時だったので仕方ないのでしょうが、もう少しなんとかならないものでしょうかえ。これが世界的に土地の狭い都市の音楽祭の宿命なのでしょうか……。


最近、中日新聞の「8年目「ラ・フォル・ジュルネ」閉幕 「あり方」見直しへ」という記事が話題になっていましたが、有楽町も見直してみた方が良いのではないでしょうか。金沢は古楽公演に空席が目立ってしまったというものでしたが、やはりラ・フォル・ジュルネは「お祭り」という色合いが強いので、知名度の低い音楽には食い付きが悪いでしょうし、僕自身も近年はビールが飲めればそれでいいや、あとは破格で聴ける一流音楽家の公演に当たれば儲けもん、くらいの感覚になってきています。何がメインなのかを主催者側が見失ってしまってはしょうがないと思いますが、GWに盛り上がれるところにお出かけしたいという、クラシック音楽イベントとしては俗っぽい欲求も満たしてくれるようなイベントにしてもらいたいなあと思うのであります。


2.
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956


オーレリアン・パスカル(vc)
アルデオ弦楽四重奏団


まあオーレリアン・パスカルがイケメン。長身。甘いマスク。チェロがうまい。これはずるい。アルデオSQも緊張感を保った、熱演だと思いました。あとは無料公演で小学生のビッグバンドを聴きました。千代田区立和泉小学校ビッグバンドクラブ「イズミノーツ」の皆さんだそうで、11年連続でLFJに出ているそうですが、ちゃんと見たのは初めてかな? 小学校にビッグバンドクラブがあるなんて素敵ですね。ちょうど前日に映画「セッション」を観たばかりだったので、指揮者の先生がドラマーに椅子投げないといいなあなんて思いながら見ていました。キャラバンの演奏していたしね。なかなか上手で、聴いてて楽しかったです。トランペットのソロの子、上手かったなあ。

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
オイストラフ(ダヴィッド),ベートーヴェン,クリュイタンス(アンドレ),フランス国立放送局管弦楽団

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