ヴィヴァルディ リコーダー協奏曲 ハ長調 RV.444
協奏曲を500曲以上も作曲したアントニオ・ヴィヴァルディのリコーダーコンチェルト。
バロックの様式美とヴィヴァルディならではのシンプルかつ繊細な美しさを手軽に楽しむなら、やはり協奏曲が一番だろう。
3楽章による10分程の短い曲だが、美しさは十二分に味わえる。
特に現代の我々は、リコーダーがこれほど美しい音色を奏でるのか、と驚きもするだろう。
リコーダーは古楽器に近い楽器であり、構造が単純で音を出すのは簡単だが、、ピッチや歌い方など音楽的に表現するのが難しい。
現代は専ら教育楽器としての使用が多いが、バロック時代はフルートと同列の楽器として扱われていた。
この協奏曲は、リコーダーも歴とした管楽器であることを思い出させてくれる。
リコーダーの鳥の声のような音色を、管弦楽と上手く解け合わせた、耳慣れないが、それでいて懐かしいような、どこかやさしい響き。
爽やかな自然を思わせるこのリコーダー協奏曲は、クラシック音楽の奥深さを物語っている。
ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲集 コプレイ(マイケル)&カメラータ・ベルン,ヴィヴァルディ,フューリ(トマス),コプレイ(マイケル),カメラータ・ベルン ユニバーサル ミュージック クラシック |
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Author: funapee(Twitter)
都内在住のクラシック音楽ファンです。コーヒーとお酒が好きな二児の父。趣味は音源収集とコンサートに行くこと、ときどきピアノ、シンセサイザー、ドラム演奏、作曲・編曲など。詳しくは→more
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