グリーグ 組曲「ホルベアの時代から」 作品40
バロック音楽を模したグリーグの組曲。ホルベアとは北欧の作家の名前である。
前奏曲、サラバンド、ガヴォットとミュゼット、アリア、リゴドンによる。
どの曲からも、北欧の空気が感じられる。
元はピアノ曲らしいが、専ら弦楽版が有名である。
弦楽ならではの、響きの中にある「優しさ」が実に心地よい。
いかにもグリーグらしい大地からわき出るようなスケールの大きな音楽であると同時に、繊細かつ優美な音楽でもある。
前奏曲の爽快な伴奏、ミュゼットの体の芯を静かにとらえるようなドローン、リゴドンの何とも自然な緩急が、非常に快い。
特にリゴドンのピチカート使いが絶妙。
僕は北欧好きなので、どうしてもひいき目なしでは見ることはできないのだが、「弦楽・バロック・北欧」という要素のかもし出す圧倒的な「優しさ」は誰も異論ないだろう。
グリーグ:作品集 オムニバス(クラシック),グリーグ,カラヤン(ヘルベルト・フォン),ヤルヴィ(ネーメ),デイヴィス(サー・コリン),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ギレリス(エミール),エーテボリ交響楽団,コワセヴィッチ(スティーヴン),BBC交響楽団 ユニバーサル ミュージック クラシック |
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Author: funapee(Twitter)
都内在住のクラシック音楽ファンです。コーヒーとお酒が好きな二児の父。趣味は音源収集とコンサートに行くこと、ときどきピアノ、シンセサイザー、ドラム演奏、作曲・編曲など。詳しくは→more
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