初訪問となる、体育館とホールの複合施設である「カルッツかわさき」。川崎市スポーツ・文化総合センターが正式名称だそうです。愛称のカルッツは、カルチャーとスポーツという意味。わかりやすくて良いですね!
【ウィズ・ミューズシリーズ第40回 早川純✖吉田篤 バンドネオンとヴァイオリンの調べ】
(2024年9月10日、カルッツかわさき)
1. 首の差で(C. ガルデル)
2. エル・チョクロ(A.ビジョルド)
3. ラ・クンパルシータ(G.マトス・ロドリゲス)
4. うつろいのワルツ(早川純)
5. ジェラシー(J.ゲーゼ)
6. 涙そうそう(BEGIN)
7. もののけ姫(久石譲)
8. タンティ・アンニ・プリマ(A.ピアソラ)
9. 鮫(A.ピアソラ)
アンコール リベルタンゴ(A.ピアソラ)
早川純(バンドネオン)
吉田篤(ヴァイオリン)
ホールも初訪問ですし、そもそも川崎にもそんなに頻繁に行かないですし、演奏者のお二人も今回初めて聴きます。8月にプラッソンのラスト来日コンサートを聴きに行ったのですが、5年前にプラッソン聴いたときはピアソラのバンドネオン協奏曲を聴いたのを思い出し、あーバンドネオンとか久しく聴いてないから聴きたいなあ、と思ったのです。プラッソンのときは小松亮太さんの演奏でしたが、今回演奏する早川さんは小松さんの演奏を聴いてバンドネオンを始めたそうです。
アルゼンチン・タンゴの名曲からスタート。かっこいいですねえ! こういうの聴きたかったのでめちゃ楽しい。吉田さんが一旦退場して、バンドネオンの楽器紹介などのトークを挟み、早川さんソロのオリジナル曲。これも素敵でした。ゲーゼのジェラシーでは、突如後ろから登場するヴァイオリンの吉田さん、練り歩いて弾く演出付き、いいっすね(笑) マダムに会釈しながら弾いていました。背が高くて、パリッと弾いて、かっこ良かったなあ。そこからはデュオで涙そうそう、早川さんは今年演奏旅行で石垣島の方に行ったそうです。トークも軽快、よく喋る(笑) もののけ姫も、確かにこの曲の冒頭ってバンドネオンに合いますよね。タンゴ風になるアレンジも良かった。最後はピアソラ2曲、かっこいい、そしてお決まりのリベルタンゴでアンコール、大満足。楽しい時間でした。また聴きたいですね!
僕も学生時代に色んな音楽やりましたが、こうやって生で聴くとタンゴやれなかったのが悔しいなあと思います。何でもかんでもできるわけないですけど、タンゴは割と好きで色々聴いたりもしたので「好きだけど、やりたいけど、結局やれなかった」のカテゴリに入る。メンバー集めるのが難しいよね。まあ、それはもう仕方ないので、これからもたまに聴きたいですね。早川さん面白い人だったので、また機会があれば聴きに行きたいと思います。
さすらいのバンドネオン
JUN HAYAKAWA
都内在住のクラシック音楽ファンです。コーヒーとお酒が好きな二児の父。趣味は音源収集とコンサートに行くこと、ときどきピアノ、シンセサイザー、ドラム演奏、作曲・編曲など。詳しくは→more