【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:ベートーヴェン 交響曲第7番 第2楽章 テーマと変奏

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ベートーヴェン:交響曲第7番 第2楽章 テーマと変奏

ジャック・ルーシェ・トリオ:ベートーヴェン 交響曲第7番 第2楽章 テーマと変奏


これからたまには番外編という形で、色んな特集を組んでみようかなあと予定しています。


ということで第1弾は、ジャック・ルーシェ・トリオについて。
ジャック・ルーシェはフランスのピアニスト・作曲家で、クラシック音楽をジャズ風に解釈・アレンジした演奏で有名だ。
中でもバッハの演奏は有名で、高い評価を得ているが、バッハはもう少し後に紹介することにして、ここは敢えてベートーヴェンを取り上げたい。
ベノワ・デュノワイエ・デ・セゴンザック(ベース)、アンドレ・アルピノ(ドラム)と共演した、第三期ジャック・ルーシェ・トリオの中でも、かなりクラシック音楽寄りな演奏が光るものと言える。
ベートーヴェンの第7交響曲の2楽章を、ジャズ風にアレンジした変奏曲。この楽章はシューマンも変奏曲にしているし、ワーグナーが「不滅のアレグレット」と評した、2楽章単独でも多くの者を虜にするほどの力を持つ楽章である。


ジャック・ルーシェのエスプリは第7変奏と言えるだろう。月光ソナタのパロディを含んだアレンジは、テーマであるアレグレットと絶妙の調和を見せる。
とはいえ、この変奏はジャック・ルーシェのピアノオンリー。そこがクラシカルで絶妙なのだが、やはりトリオならではの味を十分に堪能したい。
ラテン・ジャズ風にアレンジされた第5変奏、フュージョン・ジャズ風にアレンジされた第8変奏は、アンドレ・アルピノの切れのあるリズムが魅力的だ。
第4変奏は典型的な夜ジャズ。ベノワ・デュノワイエ・デ・セゴンザックのベースが奏でるアレグレットは、ベートーヴェンもびっくりのお洒落スタイル。
ややクラシカル寄りとはいえ、ジャズの名盤として数えたい1枚。

ベートーヴェン:交響曲第7番 第2楽章 テーマと変奏 ベートーヴェン:交響曲第7番 第2楽章 テーマと変奏
ジャック・ルーシェ,ベノワ・デュノワイエ・デ・セゴンザック,アンドレ・アルピノ

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“【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:ベートーヴェン 交響曲第7番 第2楽章 テーマと変奏” への1件の返信

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    ググるだけでも是非是非
    現代のベートーヴェン佐村河内守(By米TIME誌)はもちろん全聾の作曲家。
    来月発売の交響曲第一番《HIROSHIMA》は現代音楽史を塗り替えるとまで言われている81分もの大作です
    何から何まで半端ない凄い作曲家です
    海外では『怪物』とまでよばれていますが、残念なことに国内では現代音楽界から異端視され陰湿な虐めにあっておられます。

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