なんとなく、ジョン・ウィリアムズのヴァイオリン協奏曲第2番についてブログに書いたのは今年だと思っていたら、2023年3月だった。もうそんなに経ったけ?こわい。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲についてブログ書いたのも今年だったと思うけど、もしかして……と思い日付見たら2024年1月だった。こっちは合ってた。ジョン・ウィリアムズの方は、今日はチューバ協奏曲。これも好きな曲です。カッコいいよね! そういえば昨年の冬(12月)にも上野でチューバ聴いたなあ。あれは良かった。
【東京藝術大学奏楽堂モーニングコンサート第11回】
(2024年11月14日、東京藝術大学奏楽堂)
ジョン・ウィリアムズ チューバとオーケストラのための協奏曲
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
山本 蒼太(チューバ)
福場 桜子(ヴァイオリン)
指揮:山下 一史
藝大フィルハーモニア管弦楽団
もちろん、ヴォーン=ウィリアムズのチューバ協奏曲も好きでブログ書いていますけど、ジョン・ウィリアムズの方は書いてない。でも好き。絶対生で聴いたらカッコいいだろうなあと思っていたので、聴ける機会に恵まれて感謝。本当に、カッコよかったです! フルートとのコントラストも良かったし、音色も歌い方も素敵でした。3楽章はちょっとオケが不安定だったとこもあったけど、生演奏の迫力という魅力が勝りますね。大満足でした。ところで山本さんも北海道の人なの? 昨年聴いたチューバの白井さんも北海道出身で藝大の卒業生ですよね。北海道で吹くと上手くなるのかしら。
あまりチューバ協奏曲を聴いてからヴァイオリン協奏曲を聴く機会って、普通はないと思うんですけど(笑) これはチューバを沢山聴いたあとの副作用だからなのか、それともヴァイオリンの福場さんのスタイルなのか、そもそも楽器がそういうものなのか、僕は知らないけど、ソロの音色の低音の倍音が非常に少なく聴こえてきた。演奏自体はオケもソロも至極真っ当なメンデルスゾーンで結構なんですが、個人的にはチューバと順番逆が良かったなあと。秋の上野公園の紅葉にふさわしいのは100%メンデルスゾーンの曲の方なので、上野公園を突っ切って歩いてきて奏楽堂入っていざメンデルスゾーン!の方が気分的にも乗ったかもしれん、僕はね。いや会場出てから公園歩く人向けに後にメンデルスゾーンやった方が良いだろと言われたら、まあそうではあるけど……。前半にしっぽり秋のメンデルスゾーン、後半に激しくドッカン、ブンブン鳴らすジョン・ウィリアムズ、これでしょう。でも一般的なお客さん、有閑ご老人たちには多分、ジョン・ウィリアムズの曲は意味不明だし、しかもチューバだし、さほど燃えないか、メンデルスゾーンの方がメインであるべしなのだろう。実際に僕の隣席の方はそっち派のようでした。
まあ順番どっちでも良いけど、好きな曲2つ楽しめたので満足。会場を出てそのまま都美の田中一村展に行こうと思ったら大行列であきらめ。こちらは出直すことにしました。
都内在住のクラシック音楽ファンです。コーヒーとお酒が好きな二児の父。趣味は音源収集とコンサートに行くこと、ときどきピアノ、シンセサイザー、ドラム演奏、作曲・編曲など。詳しくは→more