頭の中は4日に東京交響楽団が演奏する「オケカツ!」のことでいっぱいなんですが、その前祝いというか前夜祭というか前前昼祭というか、東響のコンサートに行けることになったので急遽チケ取りして参戦。モーツァルト・マチネなんて最高じゃないですか。ゴールデンウィークに。ねえ! これで演奏会後にサッと飲めたら尚のこと最高なんですけど、PTAの有志でお出かけしている妻と子たちをまた迎えに行かないといけないので、飲まない。ぴえん。
【東京交響楽団 モーツァルト・マチネ第65回】
(2026年5月2日、ミューザ川崎シンフォニーホール)
<オール・モーツァルト・プログラム>
行進曲 ニ長調 K. 249
セレナード 第7番 ニ長調 K. 250「ハフナー・セレナード」から第1楽章
ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K. 207
交響曲 第33番 変ロ長調 K. 319
指揮:鈴木秀美
ヴァイオリン:石上真由子

前日はサントリーホールで鈴木優人さんの指揮を聞いて、今日は秀美さんの指揮という、図らずして鈴木家祭りになってしまった。ムーティのドン・ジョヴァンニも聴きたかったけどね、完売でね。さて、家を出る前に、僕は妻と子どもたちを車で目的地まで送ったのだが、妻の準備が遅く、結局僕までホール着がギリギリに。先日、下の子が塾に行く時間ギリギリに遊びから帰ってきたのが2週続いて、妻は「また時間を守れなくて云々」と怒っていたのだけど、他ならぬ自分がそういうタイプなのである。遺伝だ遺伝。鈴木一族のように優秀な音楽一家もあれば、わが家のように時間にルーズな親子もいる。僕はそんな妻と長く一緒にいるのでもう理解しているし、下の子のことも「まあでも、ママの子だもんな……」なんて思っているんだけど、今朝は車の中で妻も反省していたらしく、下の子のことも「まあでも、私の子だしな……」と納得していた。僕と上の子は時間についてはきちっとしているんだけどね。人間、色々ですね。ということで珍しく余裕のない状況でホールへ駆け込み、ギリギリセーフで行進曲が始まる。オケと指揮者は一緒に入ってきて、拍手が消えるやいなやすぐに立奏でスタート。いろんな意味で息つく間もなく始まったぞ(笑) でもそういういきなり始める演出、好きなんですよね、僕。ハフナーセレナードの1楽章も行進曲からほぼアタッカみたいに入って。勢いがあってすごく良い音のオケ。小編成でも豊かな響きで、管も弦も素敵だ。ファゴット、良いねえ! オケはすっきり澄んでいながら柔らかくもあり、とても良いモーツァルト・マチネだなあと、来て良かったと思いました。
石上さん登場でヴァイオリン協奏曲第1番。実は最近モーツァルトのヴァイオリン協奏曲はよく聴く。忙しくてあまりあれこれ選んでる暇がないときにパッと流すだけだけど、グリュミオーのをね。ということで最近それが耳タコみたいになっていた。石上さんは2021年にデュオ演奏を聴いた以来で、そのときもモーツァルトを聴いていました。もっと円やかな感じの演奏かなと勝手に思っていたけど、今日は結構パワフルでしたね。オケが円やかだったから余計にそう聞こえたのかもしれないけど。まあそれはそれで、新緑の季節だしね、生き生きとしてた方が合うのかもしれない。堪能しました。今度石上さんの演奏を聴くときはもっと、ブラームスとかショスタコーヴィチとか、ゴツい協奏曲を聴いてみたいですね。
交響曲第33番、目立たないけど良い曲なんですよね。今日はこの演奏がですね、めちゃくちゃ良かった。いやー、最高でした。僕がオケカツ贔屓で東響さんに好印象を持っているというのもあるかもしれないんだけども(笑) それはそれとして、この時期に、こういうコンセプトのマチネで取り上げているというのも加味して、非常に良かったですね。演奏はメリハリがあって、それでいて鋭利過ぎるようなきらいもなく、美しく色彩豊かな音楽の理想郷を描いているような時間でした。これはオケカツも期待しちゃうなあ、東響さん、よろしくお願いします!!
Author: funapee(Twitter)都内在住のクラシック音楽ファンです。コーヒーとお酒が好きな二児の父。趣味は音源収集とコンサートに行くこと、ときどきピアノ、シンセサイザー、ドラム演奏、作曲・編曲など。詳しくは→more







