東京・春・音楽祭の演奏会の1つ、京都フランス音楽アカデミー アンサンブル・スペシャル・コンサートに行ってきました。
会場は東京文化会館でした。上野公園は花見客でいっぱいです…
4月4日(日)
東京文化会館 小ホール
ヴァイオリン:ジャン=ピエール・ヴァレーズ、
アレッサンドロ・モッチア、森 悠子
ヴィオラ:ブルーノ・パスキエ
チェロ:フィリップ・ミュレール
ピアノ:クリスチャン・イヴァルディ、パスカル・ロジェ
ソプラノ:ペギー・ブーヴレ
フルート:ピエール=イヴ・アルトー
京都フランス音楽アカデミー合奏団
平義久:FiligranceⅠ
プーランク:チェロ・ソナタ
ショーソン:終わりなき歌 op.37
ベルリオーズ(リスト編):イタリアのハロルド op.16より第1楽章
ゴーサン:オジーブ
サン=ジョルジュ:協奏交響曲ト長調 op.13
フランス音楽の中でも、普段あまり聴く機会のない曲を取り上げていていましたが、演奏者がアカデミーの教授陣ということで、非常に聴きごたえがありました。
平義久とゴーサンの曲はフルートとピアノのための現代曲です。フルートのピエール=イヴ・アルトーの特殊奏法が1曲目から炸裂して、ホールには何とも異様な緊張感が…笑
しかしこれらが最も客ウケが良かったような気もします。
今回一番楽しみにしていたパスカル・ロジェの出番は、プーランクとベルリオーズでの伴奏でした。
チェロのミュレールとヴィオラのパスキエの妙技も光りますが、ロジェの軽快でシニカルなプーランクと情熱的なベルリオーズの両方を聴けたのは嬉しい限りです。
ショーソンも熱演でしたね。ソプラノのブーヴレは2度もカーテンコール呼ばれてましたし。
異貌の才人と紹介されていたサン=ジョルジュの協奏交響曲は、現代寄りのプログラムの中で唯一の古典派ということで、非常に聴きやすかったです。ヴァレーズとモッチアのヴァイオリンの競演は見ごたえ十分。
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都内在住のクラシック音楽ファンです。コーヒーとお酒が好きな二児の父。趣味は音源収集とコンサートに行くこと、ときどきピアノ、シンセサイザー、ドラム演奏、作曲・編曲など。詳しくは→more